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トニー |
ヴィクの父親。警察官で、シカゴ警察第21管区の所轄署勤務だった。アイルランド系社会に生きるポーランド人だったせいか、野心が欠けていたからか、部長刑事より上には昇進しなかった。煙草の吸い過ぎが原因で肺気腫になり、ヴィクが大学4年の時に亡くなっている。
いくぶん夢見がちなところがあり、理想主義者で、警察にいた長い年月のあいだ、一度も人を撃ったことがなかった。人に怪我をさせたことすらない。ヴィクにとっては本当に優しいお父さん。
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ガブリエラ |
ヴィクの母親。生まれはフィレンツェ。戦火から逃れるため、18歳の時にアメリカに住むおばのローザを頼って渡米するが、家庭内でトラブルが起きたために追い出されてしまう。その後、生計を立てるためにミルウォーキー・アヴェニューのバーでオペラを歌っていたが、それを喜んで聴くような上品な客層ではなかったため、無理やりストリップをさせられそうになる。それを救ったのがトニーだった。気性が激しく、子供の頃からヴィクに強烈な自立心を植え付けてきた。ガブリエラはヴィクが15歳の時に癌で亡くなっている。
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バーナード(ブーム・ブーム) |
ヴィクとは父親同士が兄弟のいとこ。ホッケー・チーム「ブラック・ホークス」の花形選手だったけれど、ハンググライダ―でくるぶしを砕いてしまったため引退。その後、父親が長年、船内荷役として働いていたユードラ穀物会社に就職。母親が、危険だからと半狂乱になって反対したホッケーを内緒でやるため、「ヴィクんちに行ってくる」と言っては出かけていた。ブーム・ブームはあだ名で、本名はバーナード・ウォーショースキー。当時のスター・ホッケー選手、ブーム・ブーム・ジョフリオンのスラップ・ショットを良く真似ていたことから、まわりの少年が彼をブーム・ブームと呼ぶようになった。
ヴィクと彼はどちらも一人っ子で、サウス・シカゴで一緒に大きくなった。
24歳の時、コニーという女性と結婚したが、わずか3週間で破局。「レイク・サイド・ストーリー」では、彼が不審な死を遂げたところから物語が始まっている。
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エレナ |
トニーの妹。「バーニング・シーズン」で登場。この時66歳。アル中で昔から一家の悩みのタネ。祖母が死んだ時、弟のピーターが、これ以上の要求は一切受けつけないという条件つきで、彼が相続したノーウッド・パークのバンガローをエレナに譲り渡し、彼女は大喜びで書類にサインしたが、内緒でバンガローを荒地開発事業の担保にし、4年後にはバンガローを失ってしまう。債務に支払って残ったお金と年金を頼りに、SRO(老齢者、浮浪者のための一室居住ホテル)で暮らしていた。何年も洗ってないようなスミレ色のネグリジェを着て、酒におぼれた歳月のおかげで顎や額に細かいしわが刻まれ、ブルーの目は色あせてしまっているけど、足だけは今なお息を呑むほどきれい。「バーニング・シーズン」ではヴィクにさんざん迷惑をかけるが、ヴィクのことは心から愛しているよう。できるだけ迷惑をかけないようにと気を使っていた。
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ピーター |
エレナより9歳年下。一族でただひとり、華々しい成功を収めた人物。韓国から戻り家畜工場で働いたのち、自ら始めたソーセージ工場が大成功を収め、典型的なアメリカン・ドリーマーとなる。カンザス・シティの高級住宅地にある広い家に、妻と3人の子供とともに住んでいる。自分の秘書に、電話を取り次いでもかまわない一族の人間のリストを作って渡しているイヤな奴。そのリストにヴィクの名は入っていない。貧乏な親戚とは出来る限りの距離を置こうと決めているらしい。
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