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2005年12月


シャンパングラスを買って

旧友がシャンパンやお菓子などいろいろと送ってくれた。ありがたき友である。大晦日だから飲もうかとご馳走を梅田まで買いに行った。
相方がせっかくの高級シャンパンを飲むんやからシャンパングラスがいるんとちゃうかと言う。うーん、節約生活やからワイングラスでええやんかと言ったものの、食べ物を買ってから大丸梅田の食器売り場を見に行った。300円くらいでないかしらというのは冗談だけど、見たら3種類ほどあるのが2000円前後だった。結局1950円のを2個買った。
お風呂に入ってさあ食事と、ふたを開けたら派手にシャンパンが吹き出して、そこら中飛び散らせてしまった。ああ、もったいない。極上品と言ってただけあって美味しかった。
今日は先月からアップを頼まれていたのをようやく仕上げて一安心。でも、まだこれから正月開けアップの仕事があるので、気をゆるめられない。ボランティア仕事もあるし。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、ひよこ豆入りカレースープ、シリアルパン、蜂蜜、マーマレード、紅茶。りんご、みかん、コーヒー。
晩:寒天+メープルシロップ、シャンパン、スモークサーモン、生ハム、カマンベールチーズ、レタス、マッシュルーム、トマト、セロリ、パセリ、たまねぎ、ライ麦パン、コーヒー、チョコレート。

2005.12.31


年の暮れの買い物

昨日は堀江からアメリカ村を通ってアップルストアに行った。堀江の雑貨店で見かけてそのうち買おうと思っていたバッグを買うつもりだったが、店は休みに入っていた。アップルストアは相変わらずの賑わいだった。相方がソフトの解説書2册(初級と上級で合計16800円)を買い、次に買う予定のマックを眺めた。帰りは散歩コースになっているマンゴーシャワーでガトーショコラとアッサムティでおやつ。主人夫婦が居合わせていたので年末の挨拶をした。彼らとも長い付き合いである。
夕方の御堂筋はきらきらしてきれいだ。大丸でパンをあれこれ買って難波神社まで行って西へ曲がった。最近あまりこっちの方角へ来ていないので、新しい店があって新鮮な感じ。新町橋があったあたりの雑貨店アンズでカレンダーや絵本を買った。
今日は元旦に姉のところに持って行くお菓子を買いに廣井堂へ行った。羊羹のセットを買ったけど、すぐにお茶菓子にして出してほしいなぁ。あたしは羊羹が大好きなのだ。自宅用のお饅頭も買った。スポタネさんでユリの一種だと思うが小さい花がたくさんついているのと、ナンテンの実を買った。お正月も関係なく仕事と勉強なので目に優しい花にしなくちゃね。ガラスの花瓶によく似合っていい感じだ。明日は梅田まで行ってみよう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、コールスロー、シリアルパン、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。りんご、みかん。
晩:寒天+黒砂糖、日本酒、湯豆腐、目刺し、やつがしら、山芋短冊+海苔、ご飯(発芽玄米入り)、ほうれん草ごま和え、納豆、柿の葉茶。コーヒー。紅茶。

2005.12.30


ジャズはスピード 今夜のnu things

nu thingsの「"THE JAZZ" count down2006 3days」の第1日の今夜は3組のバンドが出演した。nativeは良いと聞いていたので楽しみしていたが、あとの2組は知らなかったので期待ということもなく行ったので、3組とも良くてほんとに行ってよかった。このところ“寒い”を理由に出不精になっていた。今夜は改めて思った。行ってよかった!
最初はJazzpresso(河野広明(Tb) 森本輝久(Pf) 荻野哲史(Bs) 林裕二(Ds) 松尾 正寛(Perc))。
行ったらはじまっていて、人がいっぱいだった。ステージの横のほうに座ったのだが、ああっ、ジャズだって感じで聞き惚れてしまった。気がついたのはすごくスピードがあること。これが“いま”のジャズなんだと思わせてくれた。
この後はステージの真ん前に座らせてもらった。これは年の功(笑)。
次は豪也(HIDEYA)のボーカルで、バックバンドが安達浩之(Ds) 久徳智美(P) 芝田奨(Bs)。
HIDEYAはハタチと聞いたが、ものすごく歌唱力があり顔は奇麗だし大人の雰囲気があるのでおどろいた。いやぁ、楽しませてもらっちゃった。
お目当てのnative(中村智由(As) 大久保健一(Wb) 山下佳孝(Ds) 杉丸太一(p))はものすごいの一言だ。
フルート、アルトサックス、ソプラノサックスを取り替えながら吹く中村智由はカリスマ性がある。じっと聴いていて感じたのだが、いま話題のThe Five Corners CuintedのCDをしょっちゅう聴いているのだけれど、それと同時代性もありつつ、もっと知的な感じがする。nativeを聴いてわかったのだけれど、The Five Corners Cuintedは俗っぽいところがあるんではなかろうか。来年はヨーロッパに行くと聞いたが、ヨーロッパの人たちはnativeの音楽をどう聴くだろうか。
3組のバンドを聴いて共通して思ったことは、スピード。せからしいと感じるほどのスピード感がたまらない。来年が楽しみだ。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、サラダ(キャベツ、プチトマト、サラダ用豆)、トースト、蜂蜜、マーマレード、紅茶。
おやつ:ガトーショコラ、紅茶。
晩:寒天+メープルシロップ、黒豆入りお餅、柿の葉茶。
夜食:ワイン、カップラーメン、コーヒー。
※今年はじめてカップラーメンを食べた。12時に食べたので3時過ぎても起きている

2005.12.29


マーシャ・マラーの短編「時に忘れられた場所」

短編アンソロジー「夜明けのフロスト」を先日読んだ。7人の作品それぞれ特徴があって面白かったが、いちばん好きなのはマーシャ・マラーの女性探偵シャロン・マコーンものだった。そのあとイアン・ランキンの「獣と肉」を読み出したのだけれど、もうちょっとシャロン・マコーンにつきあいたくなった。先月からぼちぼち読み返している「シスターズ・イン・クライム(2)優しすぎる妻」の中に「時に忘れられた場所」がある。この本が出たのは1992年、まだ作家の日本語の名前はマーシャ・ミュラーになっている。その後に「マラー」に統一されたようだ。
20数年前のことだが、雑誌「アンアン」の探偵特集ページに、数人の俳優やモデルが私立探偵に扮しており、シャロンが紅一点だった。真紅のスーツで拳銃を持つシャロンの姿におどろき、あわてて手に入れたのが第1作の「人形の家」だった。そのころはミステリから離れていたのだが、そのあたりからまた復帰して読み出し、やがてヴィクに出会ったわけ。
さて、「時に忘れられた場所」の物語は、サンフランシスコの中心部なのに時間に忘れられたような小さな5&10セントストアではじまる。そこの主人からシャロンの勤務先の探偵事務所に行方不明の親戚を捜してほしいと依頼があった。シャロンが行くと孫娘を捜してほしいと言う。その店にはジュークボックスがあって、その老人が若いときに作詞作曲した歌が入っている。娘と仲違いをしてずっと会っていなかったが、心臓を悪くした今、成人した孫娘に会いたいと思うようになったと言う。シャロンは記憶力と推理力を発揮して、歌手になった孫娘を捜し出す。祖父と孫娘が音楽によって再び結びつく希望ある結末がよい。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、キャベツのミルク煮、サラダ(レタス、たまねぎ、プチトマト、セロリ)、ピザパン、アップルパン、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+メープルシロップ、餅入りおじや、かぶ酢、やつがしらの煮物、梅干し、柿の葉茶。コーヒー。

2005.12.28


年末はがき

ここんとこ毎日のようにはがきを書いている。年賀状の準備はしていないけど・・・だからかな、ふっとご無沙汰している人に書きたくなって、その人にあった絵はがきを探して書いている。気に入った切手を貼って「届けっ!」とポストに入れるといい気分になる。日頃はメールで済ませていても、たまの絵はがきはうれしいだろうと思うのだけど、そう思うのはわたしだけかも。返事がなくても自己満足だからがっかりしない。
いっときメールの返信をするのも億劫なときがあったが、最近は積極的に返信はもちろん、こちらからも“ご無沙汰してごめん”メールを出している。
昨日いただいたメールに「私にとって今年は良い年でした。来年も良い年になると思う」とあった。わたしもそう思っていると返信したところだ。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、コールスロー、バケット、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+きな粉、日本酒、目刺し、冷や奴、山芋短冊+海苔、ご飯(十穀源入り)、たぬき汁、小松菜の梅マヨネーズ、納豆、柿の葉茶。コーヒー、チョコレート。

2005.12.27


クリスマスからお正月へ、歳末のスーパー

スーパーライフへ行ったら昨日とえらい違う店内に驚いた。昨日まではワインやチキンやが華やかに売られていてクリスマスソングが響いていた。今日は一転、お正月モードである。商品ケースにはピンク色に松竹梅が描かれた布が張られている。そしてケースには数の子、かまぼこ、お餅などが主役になっている。きっと盛り場に出たらクリスマスツリーが撤去されて、門松が立っているのであろう。
そういえば、このスーパーができてから、わたしのように行事に無関心な者にも、季節の催しがよくわかるようになった。2月になれば「明かりをつけましょ、ぼんぼりに・・・」とやってるし、5月の節句前には「柱の傷はおととしの・・・」とやっている。7月には笹が売っているし、お盆には仏さんと墓参りの花を売っている。
あれっ、今日は「もういくつ寝るとお正月・・・」をやっていたかなぁ。音に慣れてしまって気がつかなかったのかな。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、コールスロー、トースト、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー、みかん。
晩:トマトジュース寒天、赤ワイン、トリ胸肉トマトソース+刻みキャベツ、レタス+プチトマト+ポテトサラダ、ご飯(発芽玄米入り)、とろろ昆布汁、ちりめんじゃこ、梅干し、柿の葉茶。コーヒー、チョコレート。

2005.12.26


木村仁良編「夜明けのフロスト」

連休の最初の日に久しぶりに本屋へ行った。買おうと思っていた本をさっさと買っただけだけど、当分読む本に不自由しないのがうれしい。
最初に読んだのが本書。副題に「クリスマス・ストーリー」とあるので、昨日と今日で読めてよかった。「探偵家業はやめられない」(2003)、「子猫探偵ニックとノラ」(2004)に続く年に一度の光文社文庫アンソロジーである。
エドワード・D・ホック、ナンシー・ピカード、ダグ・アリン、レジナルド・ヒル、マーシャ・マラー&ビル・ブロンジーニ、ピーター・ラヴゼイ、R・D・ウィングフィールドの7人に木村仁良さんの丁寧な解説がついている。最近ごぶさたしていた名前が多くてうれしく、すべてをおもしろく読んだ。ダグ・アリンて知らないなぁと思ったが、解説で「モータウン・ブルース」の作家とわかって、一応ミステリファンとしては、あ、みんな知ってると安心した(笑)。
女性探偵シャロン・マコーンの作家マーシャ・マラーと、名無しのオプ(ここではウルフとなっている)の作家ビル・ブロンジーニは夫婦で合作していていい感じである。マコーンのオフィスがあるビルの入居者たちがクリスマス・チャリティー・パーティーをはじめている。マコーンはウルフと奥さんのケリー(懐かしいなぁ)を招待している。マコーンはウルフに重要な仕事を助けてもらったので、その時間を市の家屋検査指導課の不正調査に従事することができた。そして市の上級職員が許可手続きをスピードアップする見返りにリベートをもらっていたことをつきとめた。パーティ中に、機密保持のために1枚しかないそのディスクを盗まれる。最後はみんなして犯人をあばくのだが、なんだか、いま毎日ニュースでやっている事件を思い出してしまった。(光文社文庫 571円+税)

今日の献立
朝:水。
昼:りんご、ヨーグルト+ブルーベリー、キャベツの豆乳煮、巣ごもりタマゴ、セロリの梅マヨネーズ、シリアルパン、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー、金平糖。
晩:トマトジュース寒天、日本酒、根菜煮しめ、冷や奴、なます、ご飯(十穀源入り)、みそ汁(豆腐、わかめ)、ちりめんじゃこ、ほうれん草おひたし、柿の葉茶。バウンドケーキ、コーヒー。
※タマゴはフレンチトーストの残り。金平糖(京都の手作り)、ケーキはいただきもの。

2005.12.25


あったかスープの贈り物

10日ほど前に友人から宅配便がとどいた。箱の中には「ゴーバル」のソーセージ、ベーコン、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、トマトピューレ、香辛料、そして、あったかスープの作り方を書いた紙が入っていた。そのときはばたついていたのが、ようやく今日になって落ち着いてつくる雰囲気になった。ワインを買おうと出かけたが、その前にご近所さんに寄ることにした。
美容室シュリットは今日明日は仮装して仕事するというので、ちょっと寄って「ようやるわ」と一言ほめた。商売繁盛しているやん、けっこう、けっこう。それから花屋のスポタネさんに寄って、紫色のアネモネとピンクのスイトピーを買った。最近もう1軒できた花屋ナツメさんでばかり買っていたので、こっちも買っておかないと。その後は雑貨店アロハドライブである。なにか文房具でも買おうかと思って見ていたら、棚にホーローのお鍋がある。スープをつくるのにちょうど良さそうなので買った。グレイに白で連続模様が入っている。聞き忘れたがオランダの70年代ものという感じ。
帰ってこの鍋を使って説明書通りにスープをこしらえた。水を3センチほど入れ、骨付きベーコンを切ってローレルとともに入れて30分煮る。そこへ野菜(キノコをたして)を入れて柔らかくなったらソーセージと香辛料を入れ、トマトピューレを入れて煮たらできあがり。温かくておいしいスープだった。鍋ごとテーブルに出したらすごくかっこよい。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:餅入りおじや、かぶ酢、たくわん、柿の葉茶、柿、りんご。コーヒー。
晩:寒天+メープルシロップ、赤ワイン、あったかスープ、サラダ(レタス、プチトマト、たまねぎ、セロリ)、シリアルパン、紅茶、コーヒー、チョコレート。

2005.12.24


街の中の自然 渡り鳥

数日前に掃除するとき空気の入れ替えに窓を開けたら、向こうのほうから飛んでくる鳥の大群が見えた。あっと思う間に向かいのビル屋上のアンテナにとまり、続いてはその隣り、また裏側のビルと3つのビルのアンテナと縁は鳥でびっしりになった。キュルキュルとしゃべっているような声が響く。と、突然飛び立ちこっち方面に飛んできた。あわてて網のあるほうに窓を開けかえた(うちの窓は猫の転落防止用に片側に網が張ったのをそのままにしてある)。それほど急降下という感じで飛んできたのだ。また群れはもどってビルの上にとまった。どこから来てどこへ行くのだろう。掃除機をかけている間に飛び立ってしまった。もっと見ていればよかった。
その2日後に相方が長堀通りの角で見かけた。その写真があるので見てください。わたしの場合は8階の窓から見たので、よりリアルに見えたと思う。その鳥たちは同じ連中だったのかしら?第2陣だったのかしら?

今日は我が社の忘年会(?)をシャーロックホームズでやった。その前に相方はヨドバシ、わたしは阪神とジュンクへそれぞれ買い物に行った。ギネスをお腹いっぱい飲んで上機嫌。それから心斎橋のアップルストアへ行き買い物。アメリカ村へ出てヴィレッジバンガードで本を買って、西鉄インの1階にあるバーガー店でコーヒーとスモールバーガーを食べて歩いて帰った。寒かったけど楽しかった。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、サラダ(キャベツ、プチトマト、ブロッコリーの芽)、トースト、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。柿。
晩:ギネス、生ハム、バンガード&マッシュ、フライドチキン。
夜食:スモールバーガー、コーヒー。チョコレート、紅茶。

※チョコレートはいただきもの

2005.12.23


街の中の自然 今朝の大雪

朝起きたら雪が降っていた。南西の方角から吹雪くような降り方で、大阪にこんな雪が降ったのははじめてじゃないかな。道路の向こうの最近ビルを壊して更地になったところが真っ白になっている。南を向くと長堀通りの遊歩道が真っ白だ。近くの低い建物の屋上も真っ白だ。
猫の花子がいるときは、雪が降ると「はなちゃん、ゆき、ゆき」と言って窓を開けて見せてやったものだ。猫が窓から落っこちたらいけないので、5センチ角くらいの網を窓の半分に張ってある。網越しに雪を見ても降り込んだのがさわっても、あまり感激はしてなかったなぁ。
それだって2月のことだ。12月は冬と言っても日が短いだけで、そんなに寒くはないものね。今年の冬はどうなってるんやろ。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、骨付きベーコン入り野菜スープ、コールスロー+セロリ、田舎パン、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+きな粉、日本酒、なます、数の子、湯豆腐、ご飯(発芽玄米入り)、大根の葉とじゃこ炒め、紀の川漬け、饅頭、柿の葉茶。コーヒー。

※数の子は得意先からのいただきもの。おいしいものはすぐに食べるのが我が家である。でも、半分はお正月に食べようと残してある。

2005.12.22


街の中の自然 細野ビル 田渕睦深写真展「ONE SILENCE」

細野ビル2階の展示室でやっている「ONE SILENCE MUTSUMI TABUCHI EXHIBITION」に行った。細野ビルの2階に入っていた事務所の空き部屋2室が展示室になったのだ。細野さんがこつこつと部屋を元の状態にもどしたもので、高い天井とカーブになった壁の面がすごくおしゃれな部屋なのである。
細野ビルで展示をする作家は、作品を持ってきて壁に展示するのではなく、細野ビルに合わせた作品を創って展示する。今回の田渕さんのは窓の大きさに合わせた写真である。カーブした壁に細長いガラス窓があり、その下の部分が展示場所なのだ。わたしが行ったときは午後で、木や草や花の写真が窓にあって、柔らかい冬の太陽の光が外からそそいでいた。写真は昼間の風景だった。オフェリアが身を投げたような川岸の向こうから日が射して、枝を広げた木から木漏れ日が美しい。また、若緑の葉っぱに露が光っているのに日がそそいで、幸せな午後という感じだ。
これは夜の風景も見なくてはと思って、日が暮れてからまた行った。予想していた以上に昼と夜の表情が違っていた。川岸は夜の風景になっていた。葉っぱの群れは黒く不吉な感じさえする。自然を撮った写真が、太陽の光や人口の光を受けて、町の中の自然になっていた。(12月25日まで)

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、かぼちゃスープ、セロリとじゃがいもの蒸し煮、コールスロー、田舎パン、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:泡盛湯割り、ホッケの干物、大根おろし、冷や奴、ご飯(十穀源入り)、みそ汁(舞茸)、かぼちゃの煮付け、大根の葉とじゃこ炒め、納豆、黒豆、柿の葉茶。コーヒー、チョコレート。

2005.12.21


ヤフーの動画配信で見た「トップハット」

今朝の新聞に「ヤフー、動画3万本配信」という記事があった。さっそく昼食後に相方がヤフーにアクセスし、映画のタイトルをざっと眺めて、アステアがようけあるわと言う。すごいすごいと言いながらちょっと見ようとなったら、なんとマックではダメと表示してあるではないか。ウィンドウズ機でやってみたらすぐにつながり、レーザーディスクで何十回も見た「トップハット」がはじまった。昼間っからこんなことしていていいのかなと言いながら、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの掛け合いに笑い、ダンスにうっとりしていたら電話がかかって我に返った(笑)。
レーザーディスクで見ていたよりも画面は奥行きがある感じだ。音は悪いけどこの映画ならもともとよくないからガマンだ。いやー、ウィンドウズ機があってよかったなぁ。しかし、新しい映画ならマックのシネマディスプレイとボーズのスピーカーで見たいものだ。いつになったらマックオーケーになるかしら。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、かぼちゃスープ、セロリ梅マヨネーズ、フレンチトースト、紅茶、コーヒー。
晩:蜂蜜寒天、泡盛湯割り、いわし塩焼き+レタス、根菜煮しめ、キャベツと酢漬け生姜の塩揉み、ご飯(十穀源入り)、みそ汁(豆腐、わかめ)、紀の川漬け、柿の葉茶。コーヒー。

2005.12.20


ハービー・ハンコック「ガーシュウィン・ワールド」

ハービー・ハンコックって意識して聴いたことがなくて、どういう演奏をする人なのか全然わかっていなかった。いつだったか「ガーシュウィン・ワールド」が聞こえているとき、突然「これええなぁ」と言ったら、「ハービー・ハンコックやで、全部ガーシュウィンの曲をやってるんや」との返事。「サマータイム」の歌声がとてもよくて、その1曲後の声がなんとも言えない。「これ誰やのん、両方ともええなぁ」「先のがジョニ・ミッチェル、後がキャスリーン・バトル」「やっぱりなぁ」と、それから何度も聴いている。
ジョニ.ミッチェルの「サマータイム」はジャズ歌手とは違う歌い方で、かすれた甘い声が素敵。「サマータイム」はとても好きな曲で、いろいろな人のを聴いているが、これはよい。キャスリーン・バトルの声はなんとも言えず絶品だ。曲は「プレリュード・イン C#マイナー」。聴いていると幸せになる声ってあるんだな。その後にラベルの「ピアノ協奏曲ト長調 弟2楽章」がある。
ガーシュウィン生誕100年を祝うために作られたCDで、ガーシュウィンの曲とともに、ガーシュウィンと親しかったミュージシャンの作品も取り上げられている。それはジェイムス・P・ジョンソン、W・C・ハンディ、デューク・エリントン、そしてモーリス・ラベル。“上品”と言ったらいちばん当たっているように思う。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、コールスロー、ベーグルサンド(ベーグル、トリ胸肉蒸し焼き、レタス)、紅茶、コーヒー。
晩:蜂蜜寒天、泡盛湯割り、釜揚げしらす、大根おろし、ほうれん草おひたし、ご飯(発芽玄米入り)、粕汁(はげ、大根、にんじん、きのこ、糸こんにゃく、豆腐、ねぎ、酒粕、味噌)、紀の川漬け、柿の葉茶。コーヒー。

2005.12.19


1日2食にして半年

忘れているうちに過ぎたが12月10日が1日2食にして半年目だった。ごく当たり前になって日々が通り過ぎて行く。ただし食べる2食がはじめのうちよりかなりルーズになってきた。ストレスが多い仕事なので、どうしても食べる快楽を追いがちになる。とはいえ基本的には、毎食なにか生の野菜を食べるのを欠かしていない。
生野菜というのがけっこう大変だ。考えに詰まったときは大根。大根は偉大だ。大根おろしとなますは飽きない。最近はセロリの大株を毎週買ってスープや蒸し煮のほかに生で食べる。ミクシィでSさんに教えてもらった梅マヨネーズをつけると、和食でもいけるので便利だ。マッシュルームを生で食べるのを知らなくて、この夏安くたくさん買ったとき、ネット検索で食べ方を探して、生で食べるのが普通と知ってびっくりした。それ以来よく食べている。キャベツも偉大だ。毎週大きいのを1個食べる。しょっちゅうコールスローを食べ、芯は刻んでスープに入れている。いまの季節、刻みキャベツのおいしいことね。

今日は田辺寄席の講談「赤垣源蔵徳利の別れ」を楽しみにしていたのだが、あまりの寒さに日和ってしまった。晩ご飯だけでも食べに出ようと言っていたが、それもパス。家で鍋物になった。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(大正金時、レタス、たまねぎ、セロリ)、骨付きベーコン、シリアルパン、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:ビール、山芋短冊+海苔、うどん鍋(トリもも肉、がんもどき、白ねぎ、きのこ、わかめ、うどん)、柿の葉茶、饅頭、柿の葉茶。コーヒー。
※ベーコンはいただきものでゴーバルの手作り品

2005.12.18


ヘッドフォンがいる

わが家ではそれぞれなにかしながら、それぞれのマックからiTunesで音楽を聴いている。でも同じ部屋なので、同時にというわけにはいかない。どちらか先にかけたものが勝ち(笑)。たいていはわたしが譲っている、と言ったら異議ありだそうだ。
最近の相方は50〜60年代のジャズをかけることが多い。わたしはめちゃくちゃで、マリア・カラスのあとにユッカ・エスコラかけたり、小島真由美だったりする。さっきもユッカが終わったら、あとはこっちやで言い、ジャック・デジョネットをかけられてしまった。仕事を別の部屋ですることはできないのだったら、対策はヘッドフォンしかないかな。

テレビでフィギアスケートを見た。1位になった浅田真央さんの滑りが素晴らしかった。技術はもちろん優れているけど、それ以上に情感あふれる動きに感動した。若々しい身振りだけど、とっても優雅なのだ。今回は出なかったけど、村主さんの大人の女の情感を持っからだの動きと、浅田さんの少女の情感を持ったからだの動きに惹かれる。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、野菜スープ、サラダ(レタス、トマト、たまねぎ、マッシュルーム、ブロッコリーの芽)、シリアルパン、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+黒砂糖、泡盛湯割り、鍋(さごし、豆腐、きのこ、白ねぎ、春菊、春雨、雑炊)、かぶ酢、梅干し、柿の葉茶、柿。

2005.12.17


ケイト・ブッシュの「Aerial」

ケイト・ブッシュの12年ぶりの新作「Aerial」を聴きたいと思い、出かけたついでにアメリカ村のタワーレコードに行った。久しぶりに4階のロックの売り場へ上がったら、いかした(?)若者ばかりである。3階のジャズの売り場と雰囲気が違っている。「k」のコーナーを探していたら、なうい(?)かっこをした女の子がじっとわたしを見ている。場違いなヤツがいると思ったのかな。わたしは平気やけどね。
2枚組でたしか日本盤は3500円と輸入盤は2700円くらいの値段がついていたが、ちょうど冬の目玉セールとかで2290円で輸入盤があった。ラッキー。
さっそく聴いているが、昔のケイト・ブッシュの才気にますます磨きがかかり、大人の優雅さや考え深さが加わっており、とてもいい雰囲気になっている。さすが。12年ぶりということで、ずいぶん時間をかけ考えて作ったんだと思う。それだけのことはある出来映えだと思った。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、餅入りおじや、なます、わかめ酢、柿の葉茶、柿。コーヒー、クッキー。
晩:寒天+きな粉、泡盛湯割り、湯豆腐、ご飯、雪化粧かぼちゃの煮付け、蕪と大根の葉とじゃこ炒め、梅干し、柿の葉茶、コーヒー。

2005.12.16


紺屋の白袴

ここ数日仕事が押してきて超忙しかったが、今日は一段落したので掃除機をかけて雑巾がけもした。寒かったけどベランダの掃除もした。ばたばたと会報も仕上げてしまい、明日送る段取りがついた。朝から夜までよく動いた。自分でも元気やなぁと思う。
晩ご飯は外食にして、おさかな処磯の家に行っておいしいお魚を食べ、お酒は春鹿と菊姫を飲んだらもうろうとしてきた。帰りしなに年賀状はできましたかと聞かれ、そうやね、この調子ではできそうもないから、正月になってからもらったのを見ながら手書きするわ、と答えたら大笑いされた。ほんま、“こうやのしろばかま”そのものじゃん。帰って一眠りしてからこれを書いている。柿の葉茶でも煎れよう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、コールスロー+レタス、バケット、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー、みかん。
晩:日本酒、ふぐ湯引き、かき酢、なまこ、イカお刺身、うに、わかさぎ天ぷら、しまあじかま焼き、はらすお茶漬け、漬け物。柿の葉茶。

2005.12.15


流れ星

昨夜3時ごろ窓を開けて空を見上げたとき、西の空を流れ星が流れていった。子どものころによく見た流れ星と同じだった。一瞬のことなのにその光景が脳裏に刻み込まれて、今日は何度も思い出していた。大人になってから見たことがないように思う。なんとか流星群を見ようとして何個か見たのとは違う感激である。なんで子どものときあんなに見たのだろう。空気が澄んでいてよく見える条件だったのと、夜になってから外に出る機会が多かったのだと思う。テレビもクーラーもない夏の夜は、外の縁台にうちわを持って座って空を見ていたっけ。そのとき、父親に「駅馬車」や「暗黒街の顔役」の話を聞いたんだった。「駅馬車」の主題歌を教えてくれたのは姉だった。
そのころ兄弟姉妹は仲が良かった。7人がぞろぞろと散歩に行くと、金魚のフンみたいに連なっていると言われたものだ。いまや2人欠けたし、1人の連れ合いは病気(認知症)だし、貧富の差も大きい。“きょうだいは他人のはじまり”とはよく言ったものだ。流れ星を見てからへんなことを考えてしまった。もっとロマンチックなことを思い出したかったなぁ。そうそう、流れ星が流れる間に願い事を三度言ったらかなうっていうんで、子どものときは頑張ったものだ。「かね、かね、かね」と言ったのは誰だったか。わたしではないよ。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、釜揚げうどん、柿の葉茶、コーヒー。
晩:寒天+黒砂糖、泡盛湯割り、オイルサージン、サラダ(レタス、マッシュルーム、トマト、セロリ)、キャベツと酢漬け生姜の塩揉み、れんこん煮付け、ご飯(十穀源入り)、みそ汁(舞茸、豆腐)、納豆、梅干し、柿の葉茶。コーヒー、みかん。

2005.12.14


「ゲド戦記」が映画化される

昨夜2時半に窓を開けたら、見上げたところにオリオンとシリウスがあり、双子座も牡牛座も輝いていた。よく晴れて風が吹いて、大阪でこんなに星が見えるんだと感激した。今夜も見えそう。
10日の日記でマーサ・ブルックスの「ハートレスガール」のことを書いたんだけど、最初に「ゲド戦記」についてふれている。内容ではなくて、いちばん最新に買った児童文学ということだったけど。それで、また本を出してきてぱらぱらやって身近に置いていたら、今日ネットニュースにスタジオジブリの新作アニメとして「ゲド戦記」映画化のことが出ていた。ただし宮崎駿監督ではなくて、長男の宮崎吾朗さんが監督するそうだ。3-4巻を中心にするらしい。わたしが好きなのは4巻と5巻だけど、それ以前の物語があっての最終章なのだから納得だ。来年7月公開らしいが見に行く気になるかは別。
「ゲド戦記」は、児童文学という形式の中に、女性の生き方や知恵や愛と性などの大問題を、しなやかに書いているところがすごい。「指輪物語」よりも「ナルニア国物語」よりも好きだ。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、コールスロー、トースト、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。柿。
晩:寒天+黒砂糖、泡盛湯割り、たこ酢、なます、黒豆、おほうとう、野沢菜、柿の葉茶。コーヒー、ラスク。

2005.12.13


山は雪だんべ

年内にこんなに寒いことは滅多にないよね。それも12月前半にこの寒さはあまり経験ないように思う。今夜は寒さの上に風が強く、ベランダとの間のガラス戸ががたがた音をたてている。夕方干した洗濯物が凍るのではないかしら。
どんな感じか戸を開けたら、あれっと思うほど明るい。満月に少し足りないくらいの月がこうこうと輝いている。月光値千金ってこのことだわ。寒いのでそうそうに戸を閉めたが、相方にも月光を見せようと今度は窓を開けた。真上から少し西側にあり、横に火星らしい赤っぽい星も光っていた。12時過ぎ、真上から西のほうにはまだオリオンは見えていない。もう少ししたらまた見よう。
我が家の夏は少々の暑さではクーラーをつけないから日がな一日暑い。寒がりが一人いるため、冬は早くから暖房するので、外が寒くても部屋は暖かい。暖房費がかかるのを別に考えると、冬のほうが過ごしやすいかな。
「寒いなぁ」「山は雪だんべ」、「暑いなぁ」「山は火事だんべ」って子どものとき聴いた落語を思い出したが、これはなんという噺にあるんだろう。それはまあそれとして・・・こんなに寒きゃ山は雪だんべね。

今日の献立
朝:水、柿の葉茶。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(レタス、トマト、きゅうり)、トースト、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:泡盛湯割り、湯豆腐、うなきも、ご飯(十穀源入り)、目刺し、かぶ酢、野沢菜、柿の葉茶、スイートポテト、りんご。

2005.12.12


掃除はきらいだけど捨てるのは好き

掃除ってなんでやりたくないんだろう。掃除したあとの爽快感は好きだけど、さあ掃除しようという気にならない。それで1週間くらいは掃除機をかけないですます。机や棚の上は着古したTシャツなんかを切ったので拭く。そのついでに床のホコリも拭いておく。要するに目の前のホコリだけをそーっととるだけ。
今日はそろそろ掃除機をかけなければいけないのだが、ホコリでは死なないとばかりにさぼっている。だけど、コピー&ファックス機とレーザープリンターは新品なのでていねいに拭いた。もちろんパソコン周辺もホコリをとった。そこまでするならしっかりと掃除機をかけたらよいのにね。
どっしりと大きな黒い本棚があるのだが、その上にいままでCDとMDがかけられてラジオも聞けるキカイが置いてあったのを今日捨てた。捨てるのは気持ちがよい。そのあとに亡猫の写真を数枚入れた額を立てかけた。よっしゃ〜である。ガラスの花瓶も置いたので明日花を買おう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、豆乳、セロリとじゃがいもの蒸し煮、サラダ(レタス、セロリ、きゅうり)、トースト、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:ビール、とり肉塩焼き+刻みキャベツ、ほうれん草おひたし+じゃこ、麻婆豆腐丼、柿の葉茶、コーヒー。

2005.12.11


マーサ・ブルックス「ハートレスガール」

「ゲド戦記」の最後の章を買って以来、絵本は買っているけど、児童文学は買っていない。いまの子ども向きの本がどんなのかを知りたくなると図書館へ行く。
先日借りてきたのは「ハートレスガール」(2005年 さ・え・ら書房)。孤独そうな少女がクルマを運転している表紙に気を惹かれた。それに2002年に書かれた作品を今年5月に翻訳出版という新しさもいい。
マーサ・ブルックスはカナダの作家だが、ジャズシンガーとしてのキャリアのほうが長く、CDも出しているし、ヨーロッパでも活動しているそうだ。カナダのマニトバ州は現在も先住民族が多く住んでいるところで、そこの結核療養所の所長をしていた父と看護士の母に育てられた。本書もその地の物語として書かれている。
広い大平原に大きな湖、道沿いにぽつりと集落があり、数軒で「村」という場所でカフェを開いているリンダは子持ちの独身女性である。閉店しようとしたとき、大雨の中を若い女性がトラックから降りて入ってくる。いわくありげな様子を黙って見過ごそうと思うが、リンダは声をかけた。「話してみれば? あなたの困っていること」。そしてノリーンはリンダの家に泊まることになる。それがとんでもない女の子なのだ。
登場人物それぞれがみんな痛みをもって生きている。リンダもノリーンもノリーンの恋人も、心に傷を負っている。それはしっかりと生きて76歳になるドローレスも同じで、ひとり娘を白血病で亡くした過去がある。リンダを愛する農夫デルも自分が原因で兄が湖で溺死した過去がある。これが児童文学かと思うくらいの暗さだが、生きることへのひたむきさが底に流れて、未来がほの明るく見えてくる。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、サラダ(プチトマト、キャベツ)、バケット、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。柿。
晩:蜂蜜寒天、ビール、たらちり(たら、豆腐、きのこ、春菊、もみじおろし)、ご飯、山芋短冊+海苔、梅干し、柿の葉茶、大福。

2005.12.10


桃谷エムズホールのライブ

最近は仕事が忙しいのと、10・11月の浪費(と言っても必需品だが)のあとの節約生活で、あんまり外へ出ていない。パソコンの相手ばかりしていると、夫婦間も煮詰まってきて火花が散る。今夜はお誘いメールをもらったので、晩ご飯のあと、この近辺よりちょっと離れてる桃谷まで空気抜きに出かけた。地下鉄で玉造まで行って、JRに乗り換えて2駅目なのだが、滅相行ったことがないところなので地図を調べた。桃谷と寺田町の間にあり、それもJRの高架下を歩いていけばいいという。
たどりついたエムズホールはジャズバーだった。天井が高く太い柱が店の真ん中にあるが、それはJRの高架を支えている柱なのである。古い木の調度品がいい雰囲気をかもしだしていて、まるで映画「ハスラー」の世界だ。パイパー・ローリーが座ってグラスを重ねていても不思議でないようなテーブルと椅子。昔みたいなスピーカーから聞こえるモダンジャズ。いい感じに年取ったマスターと若いバーテンがいて、演奏場所にはグランドピアノがある。
今夜は畑浩史(g)、西本貴至(p)、中島教秀(b)のトリオ演奏だった。3人とも達者な演奏で、店の雰囲気にうまく合っていた。ライブにピアノが入ると引き立つよね。仕事とパソコンから離れて、静かな時間を過ごせてよかった。

今日の献立
朝:水、りんご。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、コールスロー+プチトマト+セロリ、バケット、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
晩:柿、ご飯(十穀源入り)、そば粉のだんご汁、冷や奴、根菜煮付け、たくわん、柿の葉茶。
深夜:ワイン、ピーナツ。クッキー、コーヒー。

2005.12.9


マイルス・デイヴィス「Munich Concert」

用事のついでにアメリカ村のタワーレコードにちょっと寄ってみたら、マイルス・デイヴィス(1926〜1991)の3枚組CD「Munich Concert」(1988)が平積みしてあった。3枚組なのに1460円だったので、中身よりも安さで買ってしまった。いややわ、大阪のおばちゃんを地でいってしもた(笑)。
マイルス・デイヴィスを最初にええなぁと思ったのはフランス映画「死刑台のエレベーター」で、いま調べたら1958年公開である。ジャズは子どものころから身近にあったが、モダンジャズを意識して聴きだしたのは、もっと後のことだ。そして60年代後半にはフリージャズ一直線になってしまい、マイルス・デイヴィスは敬遠するようになった。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は好きで持っていたが、表向きにしていなかった(笑)。
それから幾星霜、フリージャズは行き詰まったと感じ、その感性のままパンク・ニューウェーヴに入れ込んでいき、また行き詰まってからはクラシック、ワールドミュージックと放浪していた。
もう何度も書いたけど、去年の夏に阿木譲さんと再会して、彼がいまジャズと言っているのがわからないまま、わたしもジャズを聴きだしたのだった。なにしろ20年ぶりくらいのジャズだったので、最初はライブだったらなんでも感激していたが、いまやかなりの聴き手に成長したと思う。阿木さんが教えてくださったCDをぼつぼつ聴いていたが、最近は彼が言う北欧ジャズが快適に聴けるようになってきた。仕事中でも食事中でもしょっちゅう聴いている。
今日買ったマイルス・デイヴィス「Munich Concert」なんだけど、マイルスの他は知らないメンバーである。若い人たちなのだろうか。そしてディスコグラフィをちょこっと検索してみたのだが、いま調べたところで最後は1987年である。そんなに年を取ってからのマイルスなんだけど、すごくいいのだ。この音がいまの北欧の音につながっているのを感じだ。コルトレーンが死に、アイラーが死に、阿部薫が死んでも、マイルスは生きていて、こういう音楽をやっていたのだ。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、キャベツのミルク煮、サラダ(レタス、プチトマト)+ポテトサラダ、フレンチトースト+メープルシロップ、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+黒砂糖、日本酒、たまご焼き(たまご、桜えび、ねぎ)、大根葉とじゃこの炒め煮、白菜浅漬け、おじや、柿の葉茶、柿、コーヒー。
※フレンチトーストにはやっぱり要るとタマゴ6個購入、うまくできた。晩は突然日本酒を飲むことになって、酒の肴にタマゴを焼いてしまった。あると食べるわ。あと2個残

2005.12.8


うちもロハス? ははは

ロハスって最近の流行語らしい。あちこちで取り上げられているのでいやでも目に入ってくる。昨日も夜のニュース番組の特集になっていた。ロハスの条件が5つほどあげられていたが、それがうちには全部あてはまっているのだ。ただ、ほんとは環境に気をつけたクルマを持つだろうところを、うちはクルマそのものを持ってないというようなことがある。わたしんとこは要するに、あらゆることに対して基本条件を満たしていないのだけれど、細かい条件(少し高価でも有機野菜を食べるとか)が合っているのがおかしかった。だから「貧乏ロハス」と思ったのだけれど、ちょっと待てよ、グーグル検索してみたらこんなことが書いてあった。
【目先の利益よりも、10年後、100年後の地球を見据えた暮らし方。】また、【・・・『昔の暮らし』や『貧乏な感じ』、『攻撃的な環境運動』もイヤだなと思っていて、一番オシャレな自分らしい生き方を考えるとLOHAS的な生き方になってしまう。そんな人達が拡大しているというのが、ちょうど今なのです。】
そうなのか、それでは「貧乏ロハス」という言葉は成り立たないね(笑)。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、コールスロー、トースト、蜂蜜、イチゴジャム、紅茶、コーヒー。
おやつ:田舎饅頭、煎茶。
晩:寒天+黒砂糖、ご飯(発芽玄米入り)、セロリの梅マヨネーズ、湯豆腐、目刺し、白菜浅漬け、柿の葉茶。ビスケット、コーヒー。

2005.12.7


今年最初のオリオン

一昨日の日曜日は午後すごい雷雨だった。雨が上がって夜中の2時半ごろに窓を開けたら満天の星空だった。オリオンもその他の星も小さいものまで輝いている。こんなにはっきりと見えることは滅多にない。寒かったけど窓を開け放して眺めていた。
その後はサイトで“冬の星座”調べ。オリオンとシリウスと双子座くらいしか判別できないので、もう少し知識が欲しい。昔は「天文年鑑」を買い、いまはパソコンで検索しているが、毎年同じことを繰り返していて進歩がない。
今夜はやっぱり雨上がりの夕方6時ごろに三日月が輝いているのを見た。いまはまだ12時前だ。あと2時間したら西向きの窓を開けて星を見よう。
近所の公園のイチョウの大木がが黄金色に輝いていたが散りだした。寒さの中、ギンナンを拾っている人がいた。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、サラダ(レタス+プチトマト)+ポテトサラダ、バケット、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。柿。
晩:寒天+メイプルシロップ、ご飯(十穀源入り)、粕汁(豚肉、たまねぎ、にんじん、大根、きのこ、糸こんにゃく、豆腐、ねぎ)、冷や奴、かぶ酢、小松菜の梅マヨネーズ、梅干し、柿の葉茶、甘納豆。コーヒー。

2005.12.6


エルサ・ベスコフ さく ささめやゆき え「おもちゃ屋へいったトムテ」

図書館で目に飛び込んできた絵本「おもちゃ屋へいったトムテ」(福音館書店 1998)。作者エルサ・ベスコフ(1874〜1953)はスウェーデンの人で、絵を描いているのは1960年生まれのささめやゆきさんで、東京生まれの日本人です。なのに物語と絵がぴったりとあっていて北欧の絵本を開いているような気がします。ほんとに素敵な絵本です。これはずっと持っていたいなぁ。まだ手に入るかしら。
田舎の小さい家に住む、人のいいちょっと年のいった娘さん2人が、自分たちでつくった人形を町のおもちゃ屋へ売って暮らしをたてています。その家の床下に住んでいるのがトムテ(妖精)の一家です。お父さんトムテは娘さんたちが遅くまで働いているのが気にくわず、ランプのねじをまわしたり、ろうそくの芯を濡らしたりして明かりを消します。そして娘さんたちが夜が更けているのに気がついて、ベッドへ入ると台所の床下へ帰っていきます。
月が明るい夜、息子のヌッセとニッセが起きだして人形たちと遊びます。トムテ人形があったので、その服をヌッセは気に入ったので着てみます。ニッセがもう帰ろうと言っても、鏡の前でかっこいいのに見とれているヌッセ。娘さんたちが部屋に入ってきてニッセはうまく逃げるけど、ヌッセは逃げ遅れてしまい、人形のふりをして箱の中でじっとしています。あらあら、その箱は町のおもちゃ屋へ届けられるのです。
それから町のおもちゃ屋でのヌッセの活躍がはじまります。ショーウィンドウで動くトムテ人形が話題になって大人気。だけどそれは子どもの前だけの話で、トムテ人形がヌッセだとご主人たちにわかりません。貧しい孤独な子どもを喜ばせたあと、ヌッセは田舎へ帰ることにします。
この本をクリスマスの贈り物にもらったらうれしいだろうなぁ。よく似た絵本でルーマー・ゴッデン作、バーバラ・クーニー絵の「クリスマス人形のねがい」があって大切に持っています。どっちもいいけど、いまのわたしはトムテのほうが好きかな。いやいや、こっちもなかなか捨てがたい、両方ともいいいです。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、コルカノン、サラダ(レタス、赤ピーマン)+ポテトサラダ、トースト、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+黒砂糖、ご飯(発芽玄米入り)、たぬき汁、昆布巻き、千枚漬け、なます、ちりめんじゃこ、柿の葉茶、甘納豆。コーヒー。

2005.12.5


寒雨の日曜日、細野ビルでお茶会

昨日の午後買い物に出て「寒いですね」と挨拶したら、「明日はもっと寒いそうですよ」と返事があった。ほんまに今日は寒くなった上に雨が降った。午後から日が射してきたので大丈夫かと思っていたら、また雨が降り出した。細野ビルにいるときには雷雨になっていて、後から来た人はアラレが降ったと言っていた。
3時からミクシィの細野ビルコミュニティのお茶会に参加した。例によって野次馬である。若い人ばかりに我々が混ぜてもらって20人ほどだったかな。食べ物は持ち寄り、マイカップ持参ということなので、昨日廣井堂で買っておいたお菓子を持っていった。みなさんすごいすごい、手製のワッフル、メンタイコを挟んだフランスパンが山盛り、それに、せんべい、プリン、シュークリーム、おかき、クッキーなどがいっぱい並んだ。マイカップのそれぞれが可愛い。なるほど雑貨店が流行っているはずだ。
自己紹介して周りの人としゃべっている間に、夜のジャズライブの練習がはじまった。最初からライブ付きのお茶会となっていたのだが、音がうるさくてお茶会のほうは弾まなかった。隣に座った女の子とは楽しくしゃべれたけど、みんなで会話するという雰囲気でなかったのが惜しい。2時間ほどいて帰った。
ミクシィというネットで知り合った人たちと、リアルに会うというのはおもしろかった。細野ビルの場合は、ビル主催の展示などに出品した人がけっこういて、まるきりネットというわけではないけど、それでも、この人が○○さんとわかっておもしろかった。おやつを食べたのは久しぶりだった。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト+ブルーベリー、野菜スープ、コールスロー、シリアルパン、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。
おやつ:格子せんべい、ワッフル、メンタイコのバケット、クッキー、お茶。
晩:山芋短冊、大根おろし、おじや、柿の葉茶。
※さすがにシュークリームとプリンには手を出さなかった

2005.12.4


グレッグ・ルッカ「暗殺者(キラー)」

ボディーガード、アティカス・コディアックのシリーズ3冊目。4冊目(番外編)の「耽溺者(ジャンキー)」を読んで感想を10月30日に書いた。31日にはその主人公である魅力あふれる私立探偵ブリジット・ローガンについて書いた。
その後11月27日に「守護者(キーパー)」、29日に「奪回者」を書いて、今日の「暗殺者(キラー)」で翻訳が出ているものは最後である。10月の終わりから11月のすべてをアティカスとブリジットに入れあげていたんだな。
今回の出だしはナタリーの父親で大きな警備保障会社を経営しているトレントに仕事を頼まれる。断ったのだが守護される当人からのたっての依頼で引き受ける。ナタリーは父に反抗してアティカスと行動を共にするが、その仕事はトレントに仕組まれた危険なものだった。危ないところをナタリーが撃ち殺した男を、トレントは“ジョン・ドウ”だというが、アティカスは納得できない。トレントが警護しているのはタバコ業界を告発しようとしているピューだった。20年間タバコ製造会社DTSの研究開発部長をしていて、会議で幹部が“自分たちの製品が生命を奪っていることは知っているが、今後も公的にはこの事実を否定し続ける”という言葉を聞いた人である。彼の口を閉ざすためにDTSが雇った“ジョン・ドウ”は世界で名だたる殺し屋で、自分の囮を差し出して殺させ、ピューを消すための第一歩としたのだった。
ピューの弁護士とピューの要望でトレントの会社とアティカスは共同でピューの警護をすることになる。そして厳重な警護のうちに証言はされたのだが“ジョン・ドウ”のほうが一歩先を行っていた。アティカスは仲間のデイルたちと必死で闘う。
本書にはブリジットは登場しないのだけれど、エリカ(奪回者に出てきた美少女で、父親が死んでからアティカスは後見人となり同居している)との会話にはしょっちゅう出てくる。ブリジットを愛しながらもナタリーと関係を結んでしまったアティカスだが、ようやく本書の最後で「やあ、きみか。おれだよ」と電話するのである。これで全部読んでしまった。もう一度読もうかな。(講談社文庫 971円+税)

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(マッシュルーム、プチトマト、レタス)、シリアルパン、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。
晩:みかんジュース入り寒天、麻婆豆腐丼、コールスロー、たくわん、大福、煎茶。
※廣井堂で明日用のお菓子を買うついでに食後の大福を買った。大福といっても小さくて上品。

2005.12.3


そば粉のだんご汁

昨日の夜7時半からNHKテレビで奥羽山脈とその付近の村や人の特集をやっていたのを、ご飯を食べながらなんとなく見ていた。美しいブナの森と、その木々が雨や雪をどういうふうに地面にしみ込ませているかなど、興味ある話がたくさんあった。山村の人たちの生活もあって、山の幸キノコを採っているところ、それをうまそうに食べているところがあった。
番組の最後に、アナウンサーや案内者たちが大きな鍋で汁を食べている。その地の産物ばかりだそうで、鴨とキノコとそば粉のだんごが入って、ふつふつと煮たってうまそうだ。これならうちでもできる。ただし、みんなスーパーで調達せねばならないが。そば粉だけは有機栽培のそばを石臼で挽いたもの。鴨の代わりにトリのもも肉にして、野菜は大根とにんじん、そしてキノコはシメジ、エノキ、生椎茸にした。
味噌で味付けした汁の用意をして、そば粉を水で溶いてだんごをつくった。スプーンですくってくっつかないように鍋に入れていく。うん、うまくいったぞ。最後にネギを入れてできあがり。おいしかった。ご飯の用意をしていなかったので、物足りないぶんは黒豆入りのお餅を焼いた。今度はご飯を一膳にだんご汁にしよう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、かぼちゃスープ、野菜炒め(じゃがいも、たまねぎ、しめじ)、サラダ(キャベツ、プチトマト、カレー味)、バケット、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。柿。
晩:みかんジュース寒天、柿、なます、だんご汁、たくわん、黒豆餅、柿の葉茶。

2005.12.2


木村蒹葭堂(きむらけんかどう)展

木村蒹葭堂展がいま大阪市中央図書館のギャラリーで開かれているので行ってきた(12月15日まで)。一昨年、木村蒹葭堂をはじめて知って感激し、感想をこのページの2003年12月30日に書いている(蒹葭堂さんとわたしのツーショットもあるのでご覧ください)。
今日はその感想にちょっと付け加えることがある。
数日前まで朝日新聞に連載されていた、辻原登さんの「花はさくら木」に木村蒹葭堂が登場していたのだ。たいへんおもしろい小説で、新聞を広げるといちばん先に読んでいた。中心の太い柱が田沼意次で、その部下の青井と菊姫の恋があり、実存の人物でのちに女帝、後桜町天皇となる智子内親王の麗しい姿がある。
田沼意次についてはなんにも知らなかったが、池波正太郎の「剣客商売」で魅力ある存在に描かれていたので、興味を持っていつかきちんと知りたいと思っていた矢先である。ここでもとても魅力のある人として描かれている。京都へやってきて第一級の文化人と交流してもひけをとらない教養がある。蕪村や蒹葭堂に対してもおごらずこびずである。
そして売茶翁! なにかにつけ出てきて一服のお茶を煎れる人。今日は図書館の展示に売茶翁の茶具図があった。4枚の縦長の紙に筆でお茶を入れてある籠、火桶などが描いてある。ほおーっと思ってその前で長居した。展示してある煎茶を煎れる急須は蒹葭堂がつくったものだがなんとも言えない味がある。これでちょっと一服したいものだ。
蒹葭堂さんは堀江の地で長い期間年寄役をしていたが、田沼意次が失脚して松平の時代になってから、家業の酒造の量が多いと咎められて一時大坂を離れたという。
だんだん江戸の世の中がわかってきたような気がする。まずは「花はさくら木」の単行本を買って、そのあとは歴史の勉強をするか。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、かぼちゃスープ、じゃがいものブレーメン風、サラダ(マッシュルーム、プチトマト、れたす、たまねぎ)、田舎パン、蜂蜜、マーマレード、紅茶、コーヒー。柿。
晩:寒天+メープルシロップ、泡盛湯割り、根菜煮付け(ごぼう、にんじん、里芋、こんにゃく、椎茸)、冷や奴、かぶ酢、ご飯(十穀源入り)、蕪の葉とじゃこ炒め、壬生菜塩漬け、納豆、柿の葉茶。

2005.12.1

 
写真:アロハドライブで買った布のバッグ

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