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2005年6月


茄子の入ったサラダ

1日2食生活はただ2食ということではなくて、その2食の内容も考えなければならない。もともと牛肉は食べてなかった。豚肉はたまーに食べていたのをやめた。ベーコンブロックとハムを1週間おきに頼んでいたのをやめた。鶏肉はほとんど胸肉を少々食べる。卵は在庫を食べてしまってから買っていない。魚もチリメンジャコや目刺し、桜えびくらいにした。ミルクをやめて豆乳にした。そう書くとなにか無理しているようだが、すごーく自然に移行している。ヨーグルトだけは食べているが、このくらいは見逃してもらおう(笑)。
いまのおかずは豆腐が主である。それに納豆、テンペ、がんもどき、豆乳、と大豆ばっかり。それに生野菜を食べようとサラダを毎食食べている。いまはトマトと胡瓜があるのでラクだが、飽きないようにバリエーションを考えるのが腕のふるいどころ。
さて、茄子の入ったサラダです。豊田菜穂子「ロシアに学ぶ週末術―ダーチャのある暮らし」(6月16日紹介)に出ているのだが、簡単でおいしい。基本はトマト、胡瓜、たまねぎ、塩こしょうを混ぜて香草を散らすだけ。バリエーションが茄子その他(たまねぎ、ピーマン、ニンニク)を入れたもので、かんじんなことは茄子を適当に切って炒める。長年サラダを食べているのに、こんな簡単なことを思いつかなかった。オリーブオイルで炒めた茄子と他の野菜との取り合わせが微妙でおいしかった。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、カレースープ、サラダ(トマト、胡瓜、レタス、ベビーリーフ)、トースト、蜂蜜、紅茶。
晩:寒天+豆乳、日本酒、冷や奴、サラダ(炒めた茄子、トマト、胡瓜、レタス、ブロッコリーの芽)。がんもどきと白菜の炊いたん、白菜浅漬け、納豆、焙じ番茶。

2005.6.30


暑い〜〜

暑くてたまらん。それで今年もまたマルグリット・デュラス「タルキニアの子馬」を出して読み始めた。このページに毎年書いていると思うが、ずっと前、72年から夏になると読んでいる本だ。読み出すと最後まで読み、読むごとに新しい発見がある。デュラス初期の傑作だと思う。・・・ああ暑苦しいな。今日はこの話はなしね。ビター・カンパーリのかわりに水を飲んで「暑い、暑い」と言っていよう。
今日はお昼前にプールに行った。家を出てすぐに強い雨が降り出して、傘は持っていたがジーパンの裾がびしょびしょになった。プールにいる間も降っていたが、帰りにはやんでいた。パン屋へ寄って土佐稲荷を通ったら、夏越しのお祓いの大きな茅の輪ができていた。明日で今年が半分終わるのに気がついた。1日早いけど跨いでこの夏の健康を祈ってきた。なんとかこの夏を乗り越えなくっちゃ。
1日2食生活にしてから、風邪を引きかけたりなにかと用事がありまだプールに行ってなかった。2週間経ったので朝ご飯抜きに慣れたせいか、プールで運動してもそんなにこたえなかった。帰って体重を量ったら減ってた。すごーく。減食と運動の連動やな。夜になったら増えてたけどね。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、ひよこ豆入りカレースープ、サラダ(トマト、たまねぎ、ピーマン)、フランスパン、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:蜂蜜入り寒天、梅酒、ラデッシュ、ご飯、みそ汁(さつまいも)、冷や奴、目刺し、じゃこおろし+テンペ、野沢菜、焙じ番茶。

2005.6.29


ヴァン・ゴッホ「Sorrow」

最近70年代の本や資料を調べている同居人が、今日は本棚の奥からアルトナン・アルトーの本を探し出した。「VAN GOGH」と「アンドレ・ブルトンへの手紙」の2冊。ゴッホのほうが読みやすそうなので開いてみたら、扉の、「ヴァン・ゴッホ アルトナン・アルトー 粟津則雄訳」の文字の下に、見たことのあるデッサンがあった。横向きの裸体の女性が腕に顔を埋めている。右下に「Sorrow」の文字。たしかこの絵を持ってるはずだと、古いファイルを探したら出てきた。A5の大きさの印刷物。裏になにもないから雑誌の切り抜きではない。たしか額入りでもらったんだった。文学青年のあいつが壁に掛けていたものだ。「Sorrow」という絵を知っているかと聞かれて、生意気盛りのわたしは、その絵のことは花田清輝が書いてたよ、なんてこっちも知識のあるところを見せたのだが、絵そのものは見たことがなかった。そしたら最後に会ったときにくれたのだった。
本の「Sorrow」は背景が入っているが、こちらは女性のみで線がきっぱりしている。ゴッホと言われなければわからない絵である。あまりにも哀しそうで長く見ているとつらくなる。またファイルの中にしまっておこう。
いま中之島の国立国際美術館でゴッホ展をやっている。混んでいるだろうし行くつもりはなかったが、がぜん興味がわいてきた。アルトーは数人の作家や思想家と並んでゴッホの名前を挙げている。その中にはネルヴァルも入っている。ゴッホの絵を見てこよう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、豆乳、サラダ(トマト、たまねぎ、レタス)、フランスパン、黒豆黒ごまペースト、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:蜂蜜寒天、ビール、レバー焼き+刻みキャベツ+ブロッコリーの芽、キムチ、ざる豆腐、おじや、ちりめんじゃこ、梅干し、焙じ番茶。

2005.6.28


クルト・ヴァランダー警部

ヘニング・マンケル「白い雌ライオン」について、プロローグと本編の内容の紹介を書いたけど、魅力ある主人公クルト・ヴァランダー警部についてを書き忘れていた。
スウェーデンの南部スコーネ地方の小さな町イースタの警察に勤務するクルト・ヴァランダー警部は妻のモナに去られ、娘のリンダとの間もうまくいってない。画家の父親はクルトが警官になることに賛成しなかったせいもあり、ずっとぎくしゃくした関係が続いている。3作目ではかなり状況がよくなる、というのは、リンダが事件に巻き込まれ、その経過から父親がクルトの気持ちをわかるようになるから。
1作目「殺人者の顔」では、新しく赴任してきた女性検事に思いをよせてふられている。2作目「リガの犬たち」では、ラトヴィアから捜査にやってきた警官リエパ中佐が帰国してすぐに殺される。いっしょに捜査した事件のためにラトヴィアまで出張して、亡きリエパの妻バイバに会うと一目惚れ状態なり、帰国してからも事件とともにパイパが忘れられず、おせっかいにも国境を越え密入国してバイバとともに闘うことになる。3作目「白い雌ライオン」では、なにかにつけパイパを思い出し、手紙を書いたり電話をしたり泣いたりする。
いちばんの趣味はオペラで、特にマリア・カラスが好きで車の中でも家でも聴いている。若いときはオペラ歌手を目指す友人のマネージャーをしようと思ったくらいである。二人の夢は実らなかったが。
まだ若い警官のとき、町をパトロールしていて酔っぱらいの男に肉切り包丁で刺されて切りつけられた。あと数ミリの差で死ぬところを助かったのだが、23歳にして警官になるということの意味を悟った。そのときに自分で考えた箴言〈死ぬのも生きることのうち〉を常々思い出している。ちょっと変わった警察官クルト・ヴァランダー警部であるが、関わった事件は死を賭して追いかける。
解説を読んだら、ヘニング・マンケルの三番目の妻はスウェーデン映画の巨匠イングマル・ベルイマンの娘で劇場の専属演出家だそうだ。なんとなく納得。

今日の献立
朝:水。
昼:豆乳、バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(トマト、胡瓜、レタス)、ベーグルサンド(全粒粉ベーグル、トリ胸肉蒸し焼き、レタス)、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:寒天+豆乳、ビール、ざる豆腐、胡瓜もみ(胡瓜、わかめ、茗荷、糸寒天)、ご飯、茄子とむきえびの炊いたん、じゃこおろし+テンペ、野沢菜、焙じ番茶。

2005.6.27


赤いハイヒール

つい2・3日前から階段をそろそろと普通に降りられるようになった。数年間一段降りしていたのからうれしくってしかたがない。昨日もVFCの例会の帰り、ビルから地下鉄までの階段を降りて同行のOさんを驚かせた。いままで心優しいOさんはいっしょに一段降りしてくれていたのだ。彼女はいまひどい肩こりなので、近かったらその整骨院に行くのにと残念そう。
いい気分で帰って寝たのだが、数時間冷房のところにいたので腰から下が痒くなってきた。シャワーだけで寝たのが失敗だった。起き出してぬるいお風呂に入り、痒いところをマッサージして痒み止めを塗って再び寝たら夢を見た。
黒光りした木の階段を下りているのだが、スカートはいて自慢の細い足首の下は赤いハイヒール。かっちょいい!こけないように気をつけなくちゃと足を踏み出したところで目が覚めた。長いことパンツでウォーキングシューズである。赤い靴が好きだったんだなぁ。赤いミュールも持っていたっけ。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(トマト、たまねぎ、にんじん)、トースト、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:豆乳、ビール、サラダ(大根、さつまいも、ブロッコリーの芽)、ご飯、みそ汁(かぼちゃ)、目刺し、じゃこおろし+テンペ、じゃこ大豆、納豆、焙じ番茶、寒天+メープルシロップ。

2005.6.26


ヘニング・マンケル「白い雌ライオン」

はるか南アフリカでの過去のできごとが記してあるプロローグのあと、物語はスウェーデンのイースタではじまる。金曜日の夕方、不動産業者の女性ルイースが仕事帰りに、家を売りたいという電話があったところへ行く途中、道を尋ねようと一軒の農家に立ち寄る。出て来た男はいきなりピストルを出しルイースを撃つ。月曜日の朝、イースタ警察署に出勤してきたクルト・ヴァランダー警部に、ルイースの夫ローベルトは妻が行方不明であると届ける。捜査をはじめると、ルイースが行こうとした家の近くにある家が爆発事故を起こし、燃えかすの中から黒人の指が見つかる。なんでこんなスウェーデンの田舎に黒人の指があるのか。爆発の無線装置はロシア製だった。次の章は南アフリカの殺し屋マバシャの登場となる。マバシャは雇い主のボーア人ヤン・クラインから大物暗殺の指令を受けて、スウェーデンに入国し、元KGBの諜報員コノヴァレンコから銃の訓練を受けることになる。
このように、スウェーデン、ロシア、南アフリカの3カ国の人間がからむ殺人事件があり、その後は南アフリカの政治事情がからんでくる。狂信者ヤン・クラインを追いつめようとするデクラーク大統領から任命された若手検事シバースの執拗な動きがある。コノヴァレンコをどこまでも追いつめるヴァランダーの執念。長い小説なのに息もつかせず読ませるのだから呆れてしまう。(創元推理文庫 1500円+税)

今日の献立
朝:水。
昼:豆乳、バナナ、ヨーグルト、焼き飯、サラダ(アボカド、トマト、たまねぎ、コリアンダー)、シリアルバー+蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:ギネス、ホームズサラダ、野菜サンド、ナッツ、コーヒー。

2005.6.25


ヘニング・マンケルをちょっとおいて―ヒザ治療の話

ヘニング・マンケルの本のことを書くつもりだったけど、ヒザ治療が新しい段階に入ったので書き留めておく。
5月10日にはじめて斉藤整骨院に行ったとき「治るけど時間がかかる」と言われた。ケガしてから長い年月が経っているから、治るにも時間がかかるということだ。最初の日に体操を教えてくれて、行くたびに「ちゃんとやってますか?あきらめたらあきませんよ」と言われるので、いつかはなんとかなると思っていた。それがほんとになんとかなりだして、最近はかなりヒザが曲がるようになった。
今日の治療は太ももだった。全然気にしたことがなかったけど、ヒザを曲げると太ももの筋が伸びる。ヒザが曲がらなくていつも足を伸ばしていると、太ももの筋はこれでいいのかと勘違いして、伸びるのを忘れてしまうんだって。最近「どうですか?」と聞かれると、太ももに違和感があるとか、太ももが痛いとか返事していた。今日は納得できる話をしてもらって、かなり痛い治療だったがありがたかった。遠いところを通う値打ちがあるというものだ。また帰りは大阪駅のイカリスーパーに寄った。

今日の献立
朝:水。
昼:ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(トマト、レタス、ベビーリーフ、たまねぎ)、ライ麦パン、黒ごま黒大豆ペースト、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:ビール、ゴーヤチャンブルー(ゴーヤ、豆腐、卵、かつおぶし)、グリーンボール浅漬け、キムチ、ざるうどん(乾麺、つけ汁、梅干し、ネギ、しょうが)、焙じ番茶、トマトジュース寒天。

2005.6.24


ヘニング・マンケル「白い雌ライオン」プロローグ

1918年、南アフリカはヨハネスブルグのカフェに3人の若きボーア人が集まり話している。ボーア人とは本書の解説に「南アフリカ共和国のオランダ移住民の子孫。現在では通例アフリカーンズと呼ばれる」とある。
ボーア人のことをわたしが具体的に知ったのは「パワー・オブ・ワン」(1993)というアメリカ映画だった。1930年代、南アフリカ生まれの孤児のイギリス少年が音楽を学び、刑務所の囚人のコーラスを指揮するようになる。そして囚人のリーダー(モーガン・フリーマン)からボクシングを学び、黒人選手と闘うことで人種差別に反対する考えを伝えようとするようになる。そしてボーア人指導者の娘と恋をして、父親の反対を押し切ろうとがんばる。このときはイギリス人さえ差別の対象だった。青年の成長物語と南アフリカの政治や歴史がわかり、アフリカの呪術やまじないが土地の自然に根ざしているということもわかる映画だった。
最初にプロローグを読んでもなんのことかよくわからない。物語の最後まで読んでようやく、ここでマンケルがなにを言いたかったかがわかった。1990年、ネルソン・マンデラが30年近くの投獄生活から釈放されたとき、記録はないけれども、ボーア人はそれを立派な宣戦布告として受け取ったと書いてある。
物語の感想は明日。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(トマト、ベビーリーフ、たまねぎ、レタス)、フランスパン、蜂蜜、黒ごま黒大豆ペースト、紅茶、コーヒー。
晩:梅酒、ご飯、みそ汁(大根、えのき)、うるめ生干し、胡瓜もみ(胡瓜、わかめ、糸寒天、茗荷)、冷や奴、桜えびとねぎ入り卵焼き+ブロッコリーの芽、焙じ番茶、トマトジュース寒天。

2005.6.23


少しだけ風邪気味

2・3日前に突然クシャミが連発した。アレルギーのクシャミちゃうし、まさかと思ったが風邪らしい。次はハナミズでその次は少しだけど喉が痛くなった。あまりひどくならず進行中である。こんなんでも治るまで1週間かかるのかな。電車と駅の冷房で冷えたらしい。外の暑さに合わせた服装(そしてわが家の暑さにも合った服装、つまりTシャツ)をしているから、冷房完備だと首や肩が寒い。何十年間も日常的には地下鉄2駅くらいしか乗らなかったのが、片道30分くらい乗っているのだからこたえるよね。なにか上にはおるもの持って歩かなきゃ。
体力が落ちているのがわかるらしく、あんまり頑張ってはいけませんよ、と整骨医に言われたのでプールはお休みしている。元気だと頑張りすぎるので、ええかげんにせんとあかんと思うのだが。今日はパソコン打っててもムダ打ちが多い。いやぁね。
今夜のオクラはおいしかった。さっと湯通ししたオクラをタテに切って皿に盛り、出し汁とカツオをかけただけだけど。出し汁はいつもちゃんとつくってビンにいれ冷蔵庫に保存している。

今日の献立
朝:水。
昼:おじや、ごま豆腐、じゃこ大豆、梅干し、焙じ番茶。
晩:日本酒、厚揚げの焼いたんに生姜醤油、オクラのおひたし、サラダ(トマト、レタス、たまねぎ、ブロッコリーの芽)、ご飯、みそ汁(わかめ)、胡瓜と生姜の酢漬けの浅漬け、ちりめんじゃこ、焙じ番茶、にんじんジュース寒天。

2005.6.22


朝ご飯抜きは快適

朝ご飯を食べるのをやめ、間食もやめて11日目。毎日体重計にのるのが楽しみになってきた。ただいま1.5キロ減量、まだまだいくぞと思うと楽しくなる。
2食主義を教えてくださったミモザさんは理想的な食生活に転換されたが、こちらはそうはいかない。わが家は食べるのが楽しみで、粗食といえどもエンゲル係数は高かった。あと2食の量を減らせと言われてもなかなかである。そこで考えたのが、少しずつ多種類にすることである。野菜主体で皿数を増やす。いまはまだポランに注文してあったミルク、チーズ、卵、ハム類の在庫が少し残っているが、これが終わったときのメニューがたいへんだろうな。
今日は整骨院の帰りに梅田へ出て、ヨドバシで頼まれたウィンドウズのソフトを購入。その後イカリスーパーへ寄った。パンと野菜と乾物のほか、ちりめんじゃこと大豆を煮詰めたのと、黒豆と黒ごまのペーストを買った。
夕方出先から帰った相方がお土産を持っている。出された大型シュークリームを食べずに持って帰ったというのだ。主義に反するが(笑)今日はデザートつき。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(トマト、レタス、胡瓜、ブロッコリーの芽)、シリアルパン、黒ゴマ黒豆ペースト、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:梅酒、ご飯、みそ汁(揚げ、水菜)、うるめ生干し、冷や奴、グリーンボールと胡瓜と茗荷の塩もみ、じゃこ大豆、じゃこおろし、水茄子の糠漬け、煎茶、シュークリーム。

2005.6.21


くちなしの花

ちょっと用事で出たときに公園の中を通ったら白いくちなしの花が咲いていた。とたんに20年前の思い出が甦った。
昨夜ビデオで『見出された時〜「失われた時を求めて」より』(監督ラウル・ルイス)を見たせいか。この映画では老いたプルーストが、ものや香りや会話や場所に触発されて過去を思い出していく。いまの場面がすぐに過去に変わるが、わたしは「失われた時を求めて」は三度目は挫折中だが二度読んでいるから、全体がつかめて興味深く見た。社交界の会話の中で「私たちも老けた」と相手に「たち」と言われてたじろぐところ、老いについての考察を映画の中でうまく表現していた。
20年前の今日、連れ合いが胃潰瘍で吐血して救急車で運ばれたのだが、そんなに毎年思い出さないのになんでだろう。プルーストとくちなしのおかげか。
その年に阪神が優勝したので何年前のことか思い出すのが便利なのである。とにかく暑くて雨が降らずかんかん照りの日が続いていた。ところが1か月の入院がはじまると雨が降り出し、病院に行くとき通った松島公園に白いくちなしの花がたくさん咲いていた。毎日傘をさして病院に行き、洗濯物が乾かずアイロンをかけていた。病院の夕ご飯は早くて、夏場所は千代の富士が横綱だったが、その一つ前の取り組みでご飯が来るのだった。
その年から2年後にMacがあった。世の中の進むのは早い。失われた時を早く見ださなくっちゃ。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、じゃがいものブレーメン風、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:梅酒、トリレバーとニラ炒め、ご飯、冷や奴、インド風オムレツ(卵、ピーマン、カレー粉)、ちりめんじゃこ、納豆+オクラ、かぶ酢、水茄子の糠漬け、焙じ番茶、にんじんジュース寒天。

2005.6.20


いまでも「面食い」って言うのね

ちょっと前のことだけど「きみは面食いだ」と言われた。「面食い」とは久しぶりに耳にしたなつかしい言葉だ。若いころ、さんざん「面食い」と言われてきた。その意味は「自分はブスのくせに」とまでいかないけど、なんかそれに近いニュアンスがあったように思える。善良なわたしはそんなふうにとったことはないが(笑)。最近のこのページだって、けっこう男の人の顔のこと書いていると我ながら思います。奇麗な顔を見て幸せになるならそれでええやん。
「面食い」を検索したら、「新明解国語辞典を読む」というサイトに「めんくい【面食(い)】〔口頭〕結婚や仕事の相手として顔のきれいな人ばかりを選ぼうとする性質。器量好み。(第4版・第5版)」とあった。その前後がけっこうおもしろい。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、スープ(かぼちゃ)、焼き飯(冷やご飯、ハム、たまねぎ、にんじん、ピーマン、セロリ、卵)、サラダ(トマト、胡瓜、たまねぎ、バジル)、紅茶、コーヒー。
晩:ビール、ベーグルサンド(全粒粉ベーグル、トリ胸肉、レタス)、サラダ(チーズ、トマト、たまねぎ、セロリ、グリーンボール、レタス、ブロッコリーの芽、バジル)、紅茶、ミルク寒天。

2005.6.19


塚本邦雄「新古今集新論」

数日前に塚本邦雄さんが亡くなられた。大阪に住んでおられたなんて全然知らなかった。わたしは有名な歌をいくつか知っているだけで、彼の歌をきちんと読んだことがない。著書を1冊だけ持っている。岩波セミナーブックスの「新古今集新論」(1995)で副題が「21世紀に生きる詩歌」となっている。講座用につくられたレジュメなのだ。「新古今集」と言われてもなにがなんだかわからないわたしには、ちょうどよい入門書であるが、これ以上進むことがないのはわかっている。手に取りやすい本なので、ジンマシンで眠れないときなど、開いたところを気ままに読む。解説が自分の言っていることこそ正解、みたいな断定のしかたで説得力がある。複雑な政治と文学の関係の中で歌われた歌についてなんとか理解できるし、この歌が好きとか嫌いとか勝手に言って楽しめる本でもある。
兄が長いこと謡を習っている関係で、昔はよくチケットをもらって産経観世能に行ったり大阪能楽会館へ若手の勉強会を見に行ったりした。そこで、能「定家」を見て、藤原定家の秘めたる恋人とされている式子内親王に憧れてしまったのだ。“忍ぶ恋”って言葉の美しさにも。
式子内親王の“忍ぶ恋”の歌の美しいことったらない。和泉式部のほうが華やかだが、どちらも好き。今夜もひとり「恋ひ恋ひてよし見よ世にもあるべしと言ひしにあらず君も聞くらん」の解説を含めて繰り返し読んでいる。塚本さんはこの歌を式子内親王の恋歌の中でも別格というべき絶唱と言っている。幻想の恋は現実の恋を凌駕するとも言っている。

今日の献立
朝:水。
昼:シリアルパン、サラダ(アボカド、トマト、たまねぎ、コリアンダー)、スープ(キャベツのミルク煮)、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
晩:梅酒、ご飯、みそ汁(揚げ、しめじ)、キビナゴ干物、冷や奴、サラダ(さつまいも、大根、ブロッコリーの芽)、野沢菜、焙じ番茶、ミルク寒天。

2005.6.18


京本政樹さん

京本政樹のサイト「羅刹那」の表紙写真を見ながら書いている。カッコいい。
毎週見ているNHK金曜時代劇「御宿かわせみ」はオトコマエが多くて楽しい。東吾さんの中村橋之助、畝源三郎の沢村一樹、東吾さんのお兄さんの草刈正雄、お医者さん天野宗太郎の鈴木一真、といいオトコが揃っている。そこへ今日は悪役で京本政樹が出た。たくさん殺陣のある役である。剣が早く、姿が美しく、そして顔が美しい。世をすねるには理由がある。悪役がしっかりしているとドラマが生きる。

今日の献立
朝:水。
昼:おじや(冷やご飯、昆布、揚げ、大根、にんじん、しめじ、水菜)、ちりめんじゃこ、梅干し、焙じ番茶。
晩:日本酒、サラダ(タコ、トマト、胡瓜、たまねぎ、ブロッコリーの芽)、冷や奴、ご飯、納豆、野沢菜、煎茶、寒天+メイプルシロップ。

2005.6.17


豊田菜穂子「ロシアに学ぶ週末術―ダーチャのある暮らし」

昔からちょっとオシャレな暮らしの本が好きだった。中原淳一がつくった少女雑誌に影響を受けたのが最初だった。着るもの、暮らし方、食べ物、そして音楽や絵画や物語の紹介によってわたしの感性はつくられ、いまも抜けだせないでいる。本は捨てたのに染み付いた感覚は捨てられない。「暮らしの手帖」みたいな実用雑誌はだめで、実用でない暮らしの本が好きだ。
最近の20年くらいはこれが自分だと居直っている。だから気に入った本は大切にしてもう捨てようと思わない。堀井和子の「気ままな朝食の本」など4冊、二部治身の「美しい暮らし十二か月」、鶴田静の「ベジタリアンライフノート」。この3人とハーブの広田せい子も入れようか。彼女らの本の特徴は、“ちょっとおしゃれな暮らし”であり、読む者にとって、“できそうでできない、近そうで遠い”ことである。
ところが最近こういう本の流れが変わってきたように思う。“しようと思えばできる、遠いけど行けないことはない”というように感じる。松井ゆみ子「アイルランドのおいしい生活」は現地で暮らした経験を食べ物を中心に書いているが、ちょっとお金と時間があれば行ける旅行案内でもある。“おしゃれな暮らし”が“山のかなた”ではなくなっているのだ。
前置きが長くなったが、本書も“遠いけど行けないことはない”という感じで読んだ(わたしは行く気はないけれど)。そして最後まできたら「ダーチャツアーの問い合わせ先」までちゃんとある。最近堀江のカフェ「チャルカ」で東欧ツアーを旅行社と組んで募集したのと似ているかな。
さて、ダーチャとはなにか。「月曜から金曜まで町でお仕事。土日はダーチャでリラックス」と説明されているが、ロシアでしか手に入らないスローライフのことであるらしい。そしてさまざまなタイプのダーチャの説明がある。わたしはダーチャという言葉をはじめて知ったので興味深く読んだ。東京の知り合い夫婦が八ヶ岳山麓に自分で小屋を建てて、土日を過ごしているけどそんなものかなとも思うが、日本ではかなりのお金持ちしかできないだろう。ダーチャは高級から素朴までいろいろありそうだ。そして「ダーチャの心 十か条」を読むとおおらかなロシアの大地と人間のことがわかってくる。ロシア人は生活を楽しむことを知っているということが随所に出てくる。最後にお定まりの料理があるが、おいしい野菜さえ手に入れば、簡単でおいしい料理がすぐにできそうだ。クレープ、スープ、サラダ、つくってみよう。写真の多い小型で可愛い本です。(WAVE出版 1500円+税)

今日の献立
朝:水。
昼:野菜スープ、サラダ(グリーンボール、トマト、にんじん)、トースト、蜂蜜、紅茶。
晩:ご飯、みそ汁(じゃがいも)、冷や奴、キビナゴ干物、桜えび入り卵焼き、グリーンボールと胡瓜と水菜の塩揉み、焙じ番茶、寒天+メイプルシロップ。

2005.6.16


夏になるまでの雑事

羽毛布団を洗濯に出したのがあがってきて、この春のクリーニングは終わり。毎年3月から毎月なにかと頼むものがあって、6月の布団で終わる。あとは自分で洗濯するので秋に一度頼むくらいである。クリーニング代合計はいくらくらいかしら。
今日は梅酒もつけた。いままで氷砂糖や蜂蜜でやってきたけど、今年は黒砂糖にしてみた。すぐに全体が黒くなって、ありゃと思ったがやってしまったのはしかたがない。味が良いのを祈るのみ。まだ新ニンニクの酢漬けとニンニク醤油というのがあったのを思い出した。なかなかさっぱりと夏になれないのだ。
午後からものすご勢いで会報をやっつけてヤマト運輸に頼んだ。今月も楽しいのができた。メールだけでなく掲示板に反響があればうれしいのにな。こればっかりは自分でできない(笑)。
ほっとして小島麻由美のCDをかけながらメールの返信を書いたり、昨日お借りした本を読みかけたりしている。明日は髪のカットに行ってさっぱりしてこよう。

今日の献立
朝:水。
昼:ヨーグルト、野菜スープ、プレーンオムレツ+ブロッコリーの芽+トマト、トースト、蜂蜜、紅茶。
晩:ご飯、みそ汁(わかめ)、半干しいわし、冷や奴、大根おろし、カブ酢、カブの葉の浅漬け、納豆、焙じ番茶、蜂蜜寒天。

2005.6.15


ボブ・サップは勝ったのかしら

朝起きてなにも食べずに外出はちょっとこわいかなと思ったが、下新庄の整骨院へ行って普通に帰ってきた。お昼ご飯は梅田のパン屋でサンドイッチを買った。2度のご飯のことをもっと考えねば。
午後からは会報づくりに専念できた。コピーもすませ後は綴じて送るだけ。合間にヘニング・マンケルの「白い雌ライオン」を読む。プロローグが1918年の南アフリカでのできごとなのだ。3人の富裕なボーア人が集まっている。そのあと物語の第1章になり、わたしにはすでにおなじみのクルト・ヴァランダー警部の出番である。スウェーデンのイースタ警察署と南アフリカがどう関連を持ってくるのか。700ページを超えて厚さ25ミリという大作。いつになったら読み終えるかしら。
夜になってテレビでK-1を見ていたら、阿木さんからお茶でもと電話があり(それでテレビを消したのだけど、ちょうどボブ・サップが3回目の試合をしている最中だった)、堀江のカフェに行った。雨宮ユキさんと相方と4人で、とりとめなくいろんな話をしたけど勉強になった。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、全粒粉パンのベジタブルサンドイッチ、クリームパン、ミルク、紅茶。
晩:蜂蜜入り寒天。ご飯、みそ汁(茄子、素麺)、サバの煮付け、ブロッコリー炒め、納豆、たくわん、焙じ番茶。コーヒー。

2005.6.14


三日坊主にはならない

「今日の献立」の内容についてだれも問い合わせがないのが、なんだか不満(笑)。11日から朝は水だけで、今日で3日目です。あるかたに教えてもらって1日2食健康法を知った。長続きしたらそのかたに了解を得て、ここで紹介させていただくつもりです。なんて書いているけど、11日は土曜日でお昼まで寝てたし、昨日12日は外出してビールを飲んだから、えらそうには言えない。ま、順次移行とうことで(笑)。
朝ご飯はなにがあっても絶対食べる、というのはわたしには強迫観念みたいなものだった。朝起きたらなにを食べるかを寝るときに考えていた。そして全力投球でつくって食べて片付けて疲れていた。この3日間ラクでたまらない。ゆっくり朝刊や本が読めるしパソコンに余裕をもって向かえる。午前中が長くなった。もともと夜は7時頃に晩ご飯を食べて、7〜8時間はなにも口に入れずに寝ていたから14時間ぐらいは胃腸を休めてはいた。それでは短かったようだ。朝ご飯は絶対食べて、そして昼と晩ご飯を食べて、実はお腹がすくヒマがなかったのね。18時間内蔵を休めてみると体が自分のものになった気がする。もしかしたら、しつこいジンマシンから解放されるかもしれない。
その上で体重が減ったらバンバンザイ。教えてくださったかたは減ったと言うてはるので、わたしもきっと減ることであろう。ビンボー生活者にとっていちばん良いことは朝飯代が浮くことである。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、豆乳、マカロニ、紅茶、コーヒー。
晩:ビール、トリ肝と甘長とうがらし炒め、ご飯、冷や奴、ちりめんじゃこ、納豆、梅干し、焙じ番茶。

2005.6.13


エディ・ヘンダーソンを“サブ”で聴く

今夜は不思議な縁で谷町9丁目のジャズスポット“サブ”でエディヘンダーソンのトランペットを聴いた。"nu things"で知り合ったトランぺッターの辰巳さんが、東京赤坂の“ビーフラット”でのエディ・ヘンダーソンのライブの世話をされている。彼のサイトの案内を見ていたら、東京に先立ち大阪でライブがある。谷町の“サブ”と梅田の“ロイヤルホース”である。長らくジャズから離れていた身なので、両方とも行ったことがない。日曜の夜ということで“サブ”に予約して、今夜出かけたわけ。お店は思ったよりも狭くてぎっしりと若い人が入っていたが、予約してあったのでよい席に座れた。

気合いの入った素晴らしい演奏だった。メンバーは、エディ・ヘンダーソン(tp, flh)、竹田一彦(g)、西山満(b)、dsはファーストステージが竹田達彦、後は弦巻潔に替った。エディは60歳を超えているそうだが、デンゼル・ワシントンに似た端正な面立ちで知性がにじみ出ている。姿勢がよくて精悍な感じ。なぜか演奏中にエディが二度も微笑みかけてくれた。最初はお互いに微笑み、次はお互いにおおっぴらににっこり。ほんまだってば。終わってからCDを買ってサインしてもらった。もちろん握手もちゃんとしてもらった。
こういうライブは久しぶりである。なんせ、わたしらは70年代の後半にジャズから離れていたのだ。そしてそれから聴きだしたパンク・ニューウェーブも80年代後半には別れてしまい、Macにどっぷりとはまりこんで生活していたのだ。「すんません」とジャズに謝るしかない(笑)。
いまや北欧の新しいジャズを聴こうというようになったが、まだそこに行くためには順序を踏まなければならないと感じている。ニュージャズに没頭していたころいちばん好きだったアルバート・アイラーの死の直前のフランスでの演奏が、新譜として出ているのをしっかりと聴きたい。そして、今夜のライブをしっかりと聴いておきたかった。
エディの演奏はニューヨークの新しいジャズの動きをかいま見せてくれた。ベースとギターは年配の人なのだが、まるで名人の落語のように垢抜けしていた。ドラムは若々しく気持ちよかった。
知り合いはいないと思っていたら"nu things"で何度か歌を聴いたことのあるマナさんがいて、終わってからちょこっと話をした。ここのジャムセッションにもたびたび参加しているそうなので、そのうち聴きにこよう。

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、おじや、たくわん、焙じ番茶、芋ケンピ。
晩:ニンジンジュース入り寒天、ひよこ豆のカレースープ、サラダ(キャベツ、トマト)、トースト、蜂蜜、紅茶。
夜食:ビール、豚耳スモーク、ポテトサラダ、コーヒー。

2005.6.12


ヘニング・マンケル「リガの犬たち」

ヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダーシリーズ2作目。読みたくてしかたないのだけれど、字が細かいので字の大きい本を間に入れて目を休め、満を持して読み始めた(うー、オーバーね)。
スウェーデン南部の海岸にゴムボートがひとつ流れ着いた。中には高級なスーツを着た男の死体が2体横たわっていた。イースタ警察の警部クルト・ヴァランダーが男たちの身元を調べはじめると、彼らはラトヴィア人だという連絡が入った。そして調査のためにラトヴィアのリガからリエパ中佐がやってくる。一見地味な人間に見えたリエパ中佐だが、仕事のできる鋭い人間だとわかり、いっしょに仕事しているうちに友情が芽生える。家に呼んでウィスキーを飲みながらオペラのレコードを聴くところがよい。
仕事が終わってリガに帰ってすぐリエパ中佐が殺される。そして協力を求めるテレックスがきて、クルト・ヴァランダーは出かけることになる。
そこからが迷路、いまから10数年前の東欧の混沌とした社会状態の中で、自由を求めて生きる人たちと抑圧する権力が描かれる。一度は終わった調査を納得できず、今度は休暇をとって密入国し、リエパの妻バイバと残されたはずの書類を見つけようとするが、その間に協力者が無惨に殺される。
バイバ・リエパの言葉「いつだって考えなければならないわ。もし忘れたら、わたしたちは人間であることを忘れるのと同じです」に胸をうたれた。
「あとがき」に訳者の柳沢由美子さんが、スウェーデンの日刊紙のインタビューでヘニング・マンケルが語ったことを紹介しているが、最後のところ「いまは娯楽として、軽い読み物として、純文学とは一線を画して読まれている推理小説が、時代を描写するもっとも適切な文学のジャンルとして認められる日がくるという予言である。」というのには、まったく共感する。(創元推理文庫 1020円+税)

今日の献立
朝:水。
昼:バナナ、ヨーグルト、ひよこ豆入りカレースープ、サラダ(胡瓜)、紅茶、コーヒー。
おやつ:にんじんジュース入り寒天。
晩:焼酎湯割り、カツオのたたき、冷や奴、焼きそば。

2005.6.11


ものすごくささやかな幸せ

小さなピンクのバラ模様の“フランスどんぶり”を持つと、自然に微笑みが浮かんでくるのが自分でわかる。寒天を流すための青いフタがついたオランダ製の容器を使うときも幸せになる。両方とも近所の雑貨店ALOHADRIVEで最近買ったもの。それから台所で洗い物をするのに洗剤を入れているビンがお気に入り。ぱーっと霧が出る容器を買いにハンズに行ったのに、間違ってさらっと出るのを買ってしまった。なにに使うか困ったが台所洗剤を入れ替えたらとてもおしゃれになった。もともと「バード2」という濃縮洗剤を使っていたので入れ替えはしていた。きれいなガラス瓶からちょこっと液を出して使うのが上品ぽくて気に入っている。昨日取り替えたお風呂の白いスポンジも使いよい。
今年も梅酒だけは忘れずにつくろうと思う。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、コーン入りミルク、サラダ(ハム、いんげん、たまねぎ、トマト)、紅茶、コーヒー。
昼:ざるうどん、煎茶、かりんとう。
晩:焼酎湯割り、サバの煮付け、春雨サラダ、ご飯、みそ汁(かぼちゃ)、卵、たくわん、煎茶、お饅頭。

2005.6.10


山本やよいさん訳 クレイグ・ライス「暴徒裁判」

山本やよいさんが新しく訳したクレイグ・ライス「暴徒裁判」を送ってくださった。翻訳中と聞いたとき、たしかポケットミステリであったはずと探したら持っていた。長らく読んでいなかったので、つい読みかけたが、紙が黄ばんでいるし字が小さいしで新訳を待つことにした。こなれた日本語で字は大きいし待った甲斐があったというもの。
わたしにとってクレイグ・ライスはドロシー・L・セイヤーズとともに子ども時代からの女神である。ライスの「スイートホーム殺人事件」とセイヤーズの「大学祭の夜」(「学寮祭の夜」)は、生涯の友としてまだまだ愛読し続けると思う。
小柄な弁護士マローンと金髪のヘレンと赤毛のジェークのジャスタス夫妻の3人組が繰り広げる、おしゃれでおかしな世界。本書はいつもと違ってシカゴが舞台でなく、休暇に釣りを楽しむ旅行に出たヘレンとジェークが、ウィスコンシン州ジャクソン郡の郡役場に立ち寄ったところからはじまる。彼らが役場の書記を待っていると、階段から撃たれた上院議員の体が転がってくる。実にジャクソン郡にとって32年目に起きた殺人である。よそ者ゆえに保安官はジェークを疑う。ジェークは事件解決のために動くがますます窮地に陥ってしまう。続いて第二第三の殺人が起こり、なんやかやの末、マローンがシカゴから呼び出される。
行方不明になったジェークを探すにのに連れて行くヘラクレスというでかい犬が愛嬌があり、マローンと夜の野原で月を眺めるところなどユーモアと哀愁がただよう。(ハヤカワ文庫 840円+税)

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、アボカドサラダ、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:シーフード&野菜のスパゲッティ、紅茶。
晩:ご飯、みそ汁(舞茸)、アジの塩焼き、菊菜のおひたし、キャベツと胡瓜の紫蘇もみ、納豆+オクラ、焙じ番茶、寒天+メイプルシロップ。

2005.6.9


タケノコ、フキ、若ゴボウ、そして豆ご飯

なぜか今年はタケノコ、フキ、若ゴボウ、そして豆ご飯を食べないうちに夏になるようだ。いずれも好きな食べ物なのになんてことだろう。お店に出るのが早いので、もう少しで旬になるからと買わないうちに季節が過ぎる。実は今日やりたくないからそう思うことにしているだけだけど。
毎年山のようにフキを送ってくれていた友の庭は工事で根こそぎしてしまったらしい。5月の連休にゆっくりと炊くタケノコなんだけど、その気にならなかった。豆ご飯が好きで豌豆の季節には何度も炊いていたのに、簡単きわまりないこんなものもやる気が起こらない。やばい。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、ベーコンエッグ+コールスロー、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:焼き飯、サラダ(トマト、胡瓜)、紅茶。
晩:ご飯、みそ汁(さつまいも)、赤魚煮付け、じゃこおろし、白菜の浅漬け、焙じ番茶、寒天+豆乳。

2005.6.8


川沿いの道

斉藤整骨院のある下新庄まで行くようになってなんか楽しい。帰りの電車が天下茶屋行きであれば、長堀橋で降りてクリスタ長堀の丸善に寄れるし、梅田行きに乗れば梅田で御堂筋線に乗り換えするまで、ヨドバシ、イカリスーパー、ソニープラザ、ナショナルトラストの店、阪急の地下食料品売り場で遊べる。通勤に梅田を通っていたころを思い出してしまう。そんなに時間がとれるわけではないので大忙しだけなんだけど。
今日は家を出たのが5時半で通勤時間とかちあったが、うまく座れて本を読めてラッキーだった。終わってから駅に向かって歩くのを反対に行ってみた。道が行き止まっており階段があって、その上は手すりのある道が横切っているのが気になっていた。日暮れにまだ30分はあるなとそちらのほうへ歩いていって、階段を昇ると神崎川なのだった。子どものころ、西区の家を大阪大空襲で焼かれて避難してから一家が暮らしたのが神崎川のそばだった。いま見ている川の下流になる。
懐かしいなと川を眺めたら川向いは緑が多い。帰って地図で調べたら吹田市の中の島公園だった。そのうち時間があるときに橋を渡って行ってみよう。ここから下っていく道もあるのだが、下のほうは自転車道になっていて、堤防の上は歩く道になっている。ここを下ってどこかへ出てみるのもいいな。堤防なんて久しぶりだ。

今日の献立
昼:バナナ、ヨーグルト、ミルク、ベーグルサンド(トリ胸肉の蒸し煮、レタス)、ニラとグリンピースのクミン風味、紅茶、コーヒー。
晩:ご飯、みそ汁(揚げ、小松菜)、桜エビ入り卵焼き、茄子のごま炒め、梅干し、焙じ番茶。
夜食:ショコラパン、紅茶。

2005.6.7


細野ビルヂング「66展」オープニングパーティ

今年も細野ビルヂングで66展が開催される。今日は6時6分からオープニングパーティがあった。VFC会員でいろいろと親しくしているYさんに先日会ったとき、細野ビルが話題になり、見たいのならちょうどよい機会だといっしょに行った。
ビルいっぱいに人が詰めかけていい雰囲気。一番前の席が空いているからと座らせてもらえた。パーティは近田和久さんのドラムではじまったが、若い彼のドラムは新しい感覚で気持ちよい。20分ほどして小澄源太さんが登場、ドラムの音をバックに大きな白い板に絵を描いていく。みんなの視線を背中に浴びながら、ものすごく集中して描く。人間の顔が描かれていくさまを興奮して見守った。次に近田さんのドラムで川崎裕子さんのパフォーマンス、細身の体がしなりうねり踊る。
休憩のあとに古河暁さんによるファッションショーがあった。10人のモデルが紺と白をテーマにした服を着て登場、その中で川崎さんがやはり紺のドレスを着てハダシで舞った。最後が近田さんのウチコミとドラムに合わせてNIKAさんの声が響く。延々と続く音のうねりを堪能した。今日はファアッションショー以外はみんな近田さんのドラムが響いていた。いまも頭の中に響いているような感じだ。
休憩中になつかしい顔を見つけた。30数年前にジャズ喫茶マントヒヒで知り合ったM氏とパートナー、彼らと娘さんは絵を描いていて3人の絵が地下の画廊に並んでいるという。
終わってからYさんと二人で堀江に出てアブサンでお酒を飲みながらおしゃべり。11時半という時間に驚き地下鉄四ツ橋駅まで見送る。最終電車には間に合いそう。地下鉄で行ける範囲で暮らしていると便利だ。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、コーン入りミルク、スモークチキンと野菜の炒めもの、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:オートミール+ミルク+蜂蜜、紅茶。
晩:太巻き寿司、ばってら、焙じ番茶。
夜食:トムコリンズ、アラビア風サラダ、サモサ。

2005.6.6


ジャスミンの香りがこもる部屋で

ジャスミンが咲き出したので鉢を部屋に入れた。甘酸っぱい香りが漂っている。夜中になるといっそう香りが強くなるような気がする。この鉢はもう3年目で毎年何度か咲いてくれるし、増やした一鉢は半月ばかり先に咲いて、いまは休眠中である。買ったときにジャスミンティになる花だと聞いたので、乾かしてウーロン茶の缶に入れてみたがあまり匂わなかった。乾かすのになにかやり方があるのかもしれない。
この花は一日咲いたあとはぽろりと落ちてしまう。でもあとからどんどん咲いていく。いまつぼみが数えきれないほどついているので、当分楽しめそうでうれしい。
昨日一昨日と寝付きが悪く4時を過ぎてしまった。昨夜なんて足の裏にジンマシンが出て痒くてまいった。今日はゆっくり起きて昼寝を2時間、晩ご飯後に1時間寝たので、また寝付きが悪いかも。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、マッシュルームスープ、大豆とツナ缶入りコールスロー、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:クリームパン、紅茶。
晩:焼酎湯割り、カツオのたたき、コールスロー+トマト、ご飯、みそ汁(じゃがいも)、いんげんのごま和え、梅干し、焙じ番茶、寒天+豆乳。

2005.6.5


久しぶりにタワーレコードへ

CDを買わなくなってから久しい。ちょっとカフェで聴いていいなと思ったのを買ったり、ライブでミュージシャンが個人売りしているのを買ったりはしていたが、さてCDを買いに行こうにはならなかった。数年間気持ちとお金の余裕がなかったもんな。
相方が一昨日スポーツタカハシへスニーカーを買いに行った帰り、久しぶりにタワーレコードへ寄ってきた。ジャズのCDが充実していてびっくりしたと言う。北欧ジャズもあったということで、今日は晩ご飯を食べてからアメリカ村のタワーレコードに行った。JUKKA ESKORAのを1枚買ったが、一昨日見て欲しかったというアルバート・アイラーの1枚が見つからない。よそも見るというので道頓堀に出てツタヤを見たがここはお門違いであった。混雑する戎橋付近を歩いたのは久しぶりで、観覧車を見たのははじめてだ。
帰りも歩きでアメリカ村のヴィレッジヴァンガードへ寄ったら、小島麻由美の「パブロの恋人」があったので買った。お茶も飲まず電車賃も使わなかったしと言い訳しつつ3500円払った。
無いと欲しくなるもので、アイラーを探しに明日は梅田のタワーレコードへ行こうとなったが、ネットを見たら在庫があった。さっそく注文しようとしたら送料無料に100円足りない。じゃぁもう1枚ということで小島麻由美の「マイネームイズブルー」も注文してしまった。今月も家計が苦しいのにねぇ。
トーストにチーズと蜂蜜をたっぷりのせて食べながら小島麻由美を聴いた。歌詞のうまさに舌を巻いてしまったわ。最近は歌詞が気になってしかたない(笑)。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、サラダ(キャベツ、トマト)、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:ココナッツパン、ミルク、紅茶。
晩:ご飯、みそ汁(かぼちゃ)、サバの煮付け、白菜浅漬け、黒ごま、納豆、焙じ番茶。
夜食:トースト(バター、チーズ、蜂蜜のせ)、コーヒー。

2005.6.4


木賊(トクサ)で思い出したこと

昨日花屋 spontanement でだべっていたとき、お店のジュンコさんが「あれ知ってます?」と花を入れたガラス瓶が並んでいる棚を指差した。40センチくらいの若草色の茎なのだが、節に黒い筋が入っている。木賊(トクサ)にしては上品であるが、園芸用に育てたらこうなるのかと思って「トクサ?」と言ったら、やっぱり木賊だった。建て直す前の兄の家にたくさん生えていたから知っているのだが、それをはじめて見たとき「これトクサ?」と聞いた覚えがある。なぜ知っていたかというと、子どものとき「木賊の秋」という小説を読んだことがあったからだ。見たことのない木賊を実物を見て言い当てたのは挿絵のせいだろうか。昨日も当てたのがおかしい。
そんなわけでさっき思い出して検索してみたら正木不如丘(まさき・ふじょきゅう)「木賊の秋」が古本屋の広告で出てきた。「大正12年 春陽堂 5,000円 初版 函汚れ・書込有り」。この本が家にあったのだろうか。単行本だったことは覚えている。検索を続けると図書館にあったという記述も出てきた。ここでは正木不如丘が竹久夢二の最後を看取った人ということで、医者であり作家であることがわかった。その他「お六櫛」という映画にもなっているのもわかった。
かんじんの小説の内容をさっぱり忘れているので話にならないが、山村の貧しい少年少女の恋物語であったような気がする。そのうち図書館で探そう。明治大正文学全集をわけもわからずに読んでいた小学生だったので、図書館で懐かしい本にぶつかったらたいへんだろうな。水上滝太郎「大阪の宿」をもう一度読みたい。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、スパニッシュオムレツ、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:太巻き寿司、ジャンボいなり、焙じ番茶。
晩:焼酎湯割り、湯豆腐(豆腐、春雨)、生節山葵醤油+胡瓜塩揉み、ご飯、胡瓜糠漬け、煎茶。

2005.6.3


突然「草枕」が読みたくなって

久しぶりの雨降り、プールも整骨院もさぼって家事と手紙書き。午後、銀行に行った帰りに花屋と雑貨屋に寄っておしゃべりした。がんばっている若い女性としゃべると元気がでる。花屋、雑貨屋と並んで今度はバーができるそうだ。新町アパートの1階全体が素朴でおしゃれな店ばかりになる。すぐそばのカフェは食べ物がおいしいし、近所で遊べてよい感じ。

ときどき夏目漱石がむしょうに読みたくなる。「明暗」がいちばん好きで、読みだすと水村美苗「続明暗」まで続けて読む。「三四郎」「それから」「門」あたりは数年に一度は読み返すが「草枕」は長いこと読んでいなかった。
美文であることや画家が語り手であり、那美という風変わりな女性が出てくることくらいしか覚えていなかったので、読み出しておどろいた。鏡が池に行きたいと画家が言うと【「行ってご覧なさい」「画にかくに好いところですか」「身を投げるに好い所です」(中略)「私が身を投げて浮いている所を―苦しんで浮いている所じゃないんです―やすやすと往生して浮いている所を―奇麗な画にかいて下さい」】すごいわ。たまりません。読んでよかった。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ミルク、スモークチキン+胡瓜、サラダ(トマト、ニンジン、レタス)、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:オートミール+蜂蜜、寒天+豆乳、紅茶。ロールケーキ、コーヒー。
晩:焼酎湯割り、サバの煮付け、ほうれん草おひたし、ご飯、みそ汁(大根、しめじ)、さくらエビ入り卵焼き、大根おろし、納豆、胡瓜糠漬け、焙じ番茶。

2005.6.2


北欧からの風

昨日書いたヘニング・マンケル「殺人者の顔」は、訳者や解説者によると世界的なベストセラーで、35もの言語に訳され全世界で2千万部の売上げだという。それだけの力量のある作品だと1作しか読んでないけど思った。シリーズ9作を全部訳してほしいなぁ。
わたしが惹かれるのは警官にせよ私立探偵にせよ、悪に対する強い正義感を持ち、自らの体を張って捜査を続ける姿を描いた作品だ。そこに作家の真摯な思想を読み取る。作家が徹底的に主人公に寄り添い、その痛みや喜びを読者がいっしょになって感じ取る。問題は「主人公」=「私」がなにを考えどう行動するかなのである。作家が作品全体の上から見おろし、客観的に書いている作品なんてもう読む気がしない。わたしはなにを書いたとしても「私」の言葉しか書けないし書かないとはっきり思った。
北欧から小説の新しい風に吹かれたところだが、ジャズも北欧から新しい風が吹いてきているという。こちらのほうもしっかり聴いていかなければ。

今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、きのこスープ、じゃがいものブレーメン風、蜂蜜、紅茶、コーヒー。
昼:おじや、焙じ番茶、かりんとう、煎茶。
晩:刺身定食(めし屋)、ビール、カナッペ(カフェ)、ロールケーキ、コーヒー(家)。

2005.6.1

 
写真:松下絹代さん作「うろこちゃん」

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