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2004年7月


夏目漱石「虞美人草」

何年かごとに突然、夏目漱石を読みたくなる。先日BBSで少女時代に愛読した本のことを聞かれて、いつもの通り「小公女」や「高慢と偏見」などと答えたのだが、夏目漱石の名前もつけ加えた。おすすめの本と聞かれて漱石と言うと、中学か高校のときに読んだことがあると答えがもどってくる。こんなに大人を夢中にさせる本なのにもったいない話である。
中でも好きなのは「明暗」で、未完の作品だが、すばらしい続編を水村美苗が書いているので、読むときは両方つなげて読む。次に好きと言われると困ってしまう。いろんな作品を次に好きと言いたくなる。今週は仕事でばたついていたから、かえってこの本が読みたくなったのかもしれない。流れるような美文が大好きな「虞美人草」である。主人公の藤尾を紹介する第2章の冒頭の美文がすごい。ああ、これだと懐かしくなる。その一文の終わりが「女は紫色の着物を着ている。」である。で、わたしも紫色の着物が欲しくて、姉にお下がりをもらったことがあったのだが、もちろん「丸顔に愁い少なし」で似合わなかった。この丸顔に・・・のくだりもこの本のもう一人の女性、糸子を形容した言葉だったと思い出した。
財産が長男にいく時代の話だからなりたつ物語なのだが、甲野さんは黙っていても長男で相続人である。後妻の母とその娘の藤尾は、甲野さんを排除して財産をもらい受けるように仕向け、藤尾と小野さんの結婚をもくろむ。小野さんは貧困階級出身ながら頭が良く努力してのしあがってきたが、かつて世話になった人を裏切ろうとする卑しい男である。お金があるほうが余裕があって正義なんて、なんかなあって思いながらも、甲野さんと宗近くんに肩入れしてしまうんだよね。

2004.7.31


今日はばて気味

日曜日には天神祭に行けたけれど、実は今週は仕事が立て込んで忙しかった。今日その仕事が一段落したらどっと疲れが出てきた。晩ご飯は出来合いですまそうと買い物に出たら、西長堀の広い四つ角で吹き飛ばされそうになった。台風がくるらしい。
枝豆でビールを飲むことにし、太巻き寿司とバッテラを買って、なんとなく魚売り場を見たら、剣先イカが2匹で598円である。これは買わないと損と思って買ってしまった。だからせっかく台所仕事はパスと思ったのに、またお刺身をつくって、イカゲソのワタがらめをつくることになってしまった。
ご飯の後にまた校正仕事をしたら、もうこれ以上働けません。“生涯一捕手”の道は険しい(笑)。あとはなんかDVDでも見て寝よう。風が強くなってきた。
メールのお返事するのが溜まっています。返信はもう少し待っててくださいね。
今日の献立
朝:とうもろこしのライタ、卵とキャベツとハム炒め、黒ごまペースト、紅茶、コーヒー。
昼:そうめん、煎茶、土用餅。
晩:ビール、日本酒、枝豆、イカのお刺身、イカゲソのワタがらめ、太巻き寿司、バッテラ、焙じ番茶。

2004.7.30


わーい、桃

先週1箱送っていただいた桃が、お裾分けもしないうちに、あと2個になってしまった。毎日毎日飽きずに食べた。果物の中でも一番好きかなぁ。例会の日にも、今朝もいだという桃をもらって大喜び。桃って高いからあんまり食べないので、こうして毎日毎日食べるのなんて、生まれてはじめての経験、なんてまたオーバーな(笑)。お皿に1個ずつのせて出したら、去年は1個を半分ずつ食べたなぁなんて言われた。
母親の田舎での夏、庭に桃の木も葡萄の木もあったが、お行儀がよかったわたしは勝手に採って食べたことがなかった。葡萄はよくおやつにもらったが、桃はあまり食べさせてもらえなかった。桃を食べるとその夏のことを思い出す。桑の木に赤い実がいっぱいついていたのをだれも食べないので、わたしは一人で採って食べていた。おいしかったなぁ。冷たい水が湧きだしている泉があり、冷たい水が流れる笛吹川が近くにあった。
葡萄棚からさがった葡萄の房や、木に成った桃を見たことは、都会育ちのわたしにはすごい経験だった。それから何十年も経ち、その家も庭も村も変わってしまったらしい。わたしはその夏から後は一度も行っていない。
今日の献立
朝:桃、野菜スープ、キュウリとミントのライタ、トマトサラダ+ハム、茹で卵、紅茶、コーヒー。
昼:ざるうどん(つゆ、ショウガ、ネギ、梅干し)、煎茶、土用餅。
晩:ビール、茄子とトマトとベーコンのカレー、おにぎり、焙じ番茶。

2004.7.29


ヤブガラシの記憶

阿弥陀池筋を歩いていたら、大きなビルの前の植え込みの灌木の間から、ヤブガラシがにゅっと伸びている。なつかしくて立ち止まって見ていた。最近ヤブガラシを見ないなと思っていたところである。繁殖力の強い、たいへん困った雑草らしいが、赤いちっちゃな花がちょこちょこ咲いているのが可愛らしくて好きだし、郷愁を誘われる。
わたしは5歳で東京から大阪に移住したのだが、東京の思い出と言うと、まずいちばんにヤブガラシが伸びた空き地が目に浮かぶ。その他は遠くに富士山が見える坂道、洗濯物がひるがえっていた狭い庭、引っ越しの支度がすんで汽車に乗る前に入った蕎麦屋くらいかな。だからと言って東京に思い入れを持っているわけでなく、まったくの大阪人だと思っている。たまにこうしてヤブガラシを見て思い出すというだけのことである。
昨日の献立
朝:桃、ヨーグルト、カレーライス、紅茶、コーヒー。
昼:ご飯、鯖の味噌煮、茄子とちくわの炊いたん、梅干し、焙じ番茶。
晩:ビール、イカのお刺身、ご飯、みそ汁(サツマイモ)、イカゲソのワタがらめ、キムチ、焙じ番茶。
今日の献立
朝:桃、ヨーグルト、野菜スープ、ハム入りオムレツ+レタス、紅茶、コーヒー。
昼:焼きそば、焙じ番茶、クッキー。
番:ビール、冷や奴、トマト、うざく、ご飯、みそ汁(豆腐、ネギ)、うなぎ、キムチ、焙じ番茶。

2004.7.28


これはうまい、イカゲソのワタがらめ

22日の「今日の献立」にイカのお刺身と書いたら、BBSのほうに反響があった。その中にイカワタの料理がおいしいとyukariさんが書かれていて、その料理はダンナさまが作っているそうで、とてもおいしいから「ご希望でしたらレシピを聞いときます」とのこと。遠慮なくお願いしたところ、今日ダンナさまからレシピつきのメールをいただいた。
なんという偶然か、わたしは今日出かけた帰りにスーパーで、大きな刺身用スルメイカを買っていたのだ。さっそく作ってみた。レシピをそのまま載せさせていただきます。
●用意するもの
1.イカゲソ 2.イカのわた 3.鷹の爪(赤唐辛子)これは、細かく切れば大人の味(超激辛)。1本使って、火を通す時間を加減すれば、お好みの辛さになる優れものです。 4.バージンオリーブオイル 5.ニンニク(これはお好みでどうぞ)
●準備
この料理は,時間との勝負なので、あらかじめ材料は準備します。
1.イカゲソは、1口サイズに切っておきます。
2.イカのわたは、中身がしっかりしているならば、包丁で叩いて滑らかにします。
3.鷹の爪は、上記の通りお好みでどうぞ。
4.ニンニクもお好みですが、入れるならみじん切りにします。
●作り方
オリーブオイルを「これでもか!」というくらい、たっぷりフライパンにいれ、ニンニクを炒めます。辛いのが好きならば、この時点で,鷹の爪も入れちゃいます。唐辛子の色が変わってきたら、そこにイカゲソを入れ、一気に炒め、火が通ったら,イカのわたを入れイカゲソとわたを絡めて出来上がり!あまり辛くないのがよければ、イカゲソと一緒に唐辛子を入れたらよいと思います。わたによって、塩加減に差がありますから、この時点で味をみて、塩加減を調整してください。お好みで,レモン汁を少々入れると、また、これが!うまいんですぅ〜。
★はーい、結果はめっちゃおいしかったですぅ。わたしは最後はご飯を入れて、鉢にこびりついたのまできれいに食べました。ありがとう。

2004.7.27


木村二郎さん訳エドワード・D・ホック「怪盗ニック対女怪盗サンドラ」

怪盗ニック・ヴェルヴェットものの短編集第4作である。ニックは価値のあるものは盗まないという、思想をもったおかしな泥棒である。長い間連れ添っているグロリアというガールフレンドがいる。最初は職業を隠していたが、ある事件のときにわかってしまい、いまはグロリア公認で泥棒家業を続けている。グロリアは罪滅ぼしのためにボランティアをしているそうな。
3作目まではニック一人の活躍だったが、今回は商売敵として知り合い、だんだん相手を認め合う仲になった女怪盗サンドラとの共演である。サンドラの名刺には「白の女王 不可能を朝食前に」とだけ書いてある。そして、ほんとにサンドラは小気味よく朝食前に盗みを完了するのである。
ニックと違ってサンドラはなんでも盗む。ニックの知り合いの依頼人の仕事を彼女はうまくやるが、ニックが一枚上のところを見せる一番目の「白の女王のメニューを盗め」。泥棒に入ったら死体があり、殺人犯として捕まったニックをサンドラが留置所から救い出す「紙細工の城を盗め」。こればっかりは自分には無理とニックに応援を頼む「禿げた男の櫛を盗め」。2人が入り混じっての泥棒仕事がアホらしいけどおもしろい。
2人は好敵手であるが、友情がそれ以上のものになることがある。またニックのガールフレンドのグロリアの感情もおもしろい。ニックが警察に捕まったとき、敏腕の弁護士を頼んでみたものの、これではあかんとグロリアに留置所からのニックの奪還を頼むのである。
毎度楽しい木村さんの解説によると、1983年にサンドラ・パリスが「白の女王のメニューを盗め」で登場した。そして前年の1982年はサラ・パレツキーの「サマータイム・ブルース」で、ヴィク(V・I・ウォーショースキー)が登場していた。ホックは地味な作風みたいだけど、鋭い時代感覚をちゃんと持っている人なのである。(ハヤカワ文庫 860円+税)

2004.7.26


今年の天神祭

さきほど天神祭から帰ってまいりました。楽しかったですよー。5時半ごろ家を出て南森町まで地下鉄で行き本殿にお参りしました。神社があんまり混んでなかったのは、みんな船渡御を見るために川のほうに行っていたからなんですね。うちわを買って、川のほうに向かって歩いていると、馬が6頭歩いてきました。河岸には花で飾られた牛が1頭休んでいました。そこへ神輿が1台もどってきましたが、これが先触れで後から順番に船から上がってくるのでしょう。川端は人また人で大にぎわい。
人いきれの上に人を整理する警官の叫び声が響き渡り、その上クマゼミが鳴きわめく。その中でだんだん日が暮れていきます。おいしそうな屋台を見つけてうまいぐあいに座ることができました。生ビール(3杯)、どて焼き、焼き鳥、おでんを食べたら4700円でした。それぞれ量が多かったです。
さて、川端で100隻出ているという趣向を凝らした船の行き来を見て、ここでは花火が見えないというので、天満橋へ出ようとしたら、ごっつい人です。警官の整理に従って北の方へだいぶ歩きました。ものすごい大回りして天満橋上へ。昔はここらでよく見えた花火ですが、いまはビルに遮られて全体が見えません。ビルの間やビルの上に出てきたのしか見えなくて残念でした。でも近くで見る花火は迫力ありました。船からも花火があがってました。かがり火がかっこよく燃えてました。
そろそろ帰ろうかと天満橋駅のほうへ行くと、コンチキチンとお囃子の音がします。駅の建物の片隅で太鼓と鉦をたたいている青年が4人と2人の美形の踊り手、これが今日のハイライトでしたわー。15分ほどいちばん前に立って見てました。終わってからみんないっしょに“大阪締め”で締めたんですよ。
《打〜ちましょ(パンパン) も一つせ(パンパン) いおう(祝う)て三度(パパンパ) おめでとうございますぅ〜(パチパチパチ)》
天神祭の写真は Walk in Osaka にあります。

2004.7.25


今日は例会日だった

ヴィク・ファン・クラブは、毎月15日に会報「Vic Fan Club News」を発行し、例会を月に一度持つことにしている。ニュースを出すのはわたしが頑張ればできるが、例会は出席者がいないと成り立たない。この2・3年は低迷が続いていて、いつ停止しようかと思いつつ続けているのだが、今日は3人で漫才みたいな会話が楽しかった。いろんな情報も仕入れた。eikoさん、あっちぃさん、お疲れさまでした。楽しかったわ。わたしもネット関連の出来事なんかを話してストレス解消できたし、参加者が2人でも3人でもまだまだ続けていこうと改めて思った。
会員が関西だけでなく札幌から岡山・四国にまでいるので、例会といっても出てこられない人がほとんどである。関西在住の人でも、子どもがいたり仕事が忙しかったりで出てこられない人が多い。また休みの人だって土曜日の夕方わざわざ出てくるのは億劫だろう。
だから、たまーに遠くの人が出てきてくださると大感激である。こういう日の為にいままで例会を続けてきたんだと思う。ああ単純(笑)。
会員の皆様が絶対行きたいと思うような会話のある例会を目指して、これからも頑張る。と書いても、ああもうヤンピやーとなる可能性あり。どうなることやら。

2004.7.24


「御宿かわせみ」の神林東吾

平岩弓枝の小説「御宿かわせみ」は一作しか読んでいないが、数年前に再放送のドラマをサンテレビで見てファンになった。おるいさまに沢口靖子がなっていて可愛い感じだし、村上弘明の東吾さんはすっきりと清潔な感じでよかった。何度か見て小説を読もうと思ったままになっている。
そんなわけで、NHKの「御宿かわせみ」は今夜第2章が終わったところだが、第1章も第2章も全部見た。高島礼子のおるいさまはちょっと背が高すぎるし、おるいさまの年齢よりも老けているように思えるが、まだ沢口靖子のイメージがあるせいかしら。でも、実はおるいさまはどうでもよいのだ。東吾さんの中村橋之助がお目当てなのです。
浮世絵から抜け出してきたようなきれいなお顔である。特に横顔の鼻筋にうっとりする。そして役柄が女性作家の描いた理想の男性なのだ。ドロシー・L・セイヤーズが書いたピーター・ウィムジイ卿、ローリー・キングが書いた「シャーロック・ホームズの愛弟子」のホームズと似通ったものを感じる。相手の女性だけを優しく愛する、女性作家が描く夢の男性である。こういう役を演じるのはむずかしいというより、やりにくいと思う。だから歌舞伎役者である橋之助の現実感のない浮世絵ふうの顔が似合うのである。

2004.7.23


暑い日には、鯖の味噌煮

今日も暑かった。子どもたちが夏休みに入って、プールにやってくるようになった。西区は屋外プールがないので、みんな屋内にくるのでたいへんだ。この間の日・祝は混んでたでーと行った人が言うていた。でも、ありがたいことに私の行く12時から1時くらいは空いている。わたしが帰るころから混みだすようだ。帰り道で自転車に乗った子どもたちがやってくるのと出会う。人ごみの中に遊びに行くのは好きだが、プールは空いているほうが勝手ながらよい。
今夜はなにを食べたいかと相談したら、鯖の味噌煮が食いたいとなった。先日は味噌煮をするつもりで、うっかり醤油を入れてしまい、普通の煮付けになってしまったので、今日は再挑戦といくか。スーパーに行ったら、鯖がおいしそうだ。しかし、その横で剣先イカの大安売りがあった。すこし小さいが税込み298円である。これを買わずしてどうする。今日はこれで日本酒を飲んで、ご飯のおかずは鯖を半分食べようと決めた。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、カボチャスープ(昨日の残り)、オムレツ+ルッコラ、黒ごまペースト、紅茶、コーヒー。
昼:サンドイッチ(ハム、キュウリ、ルッコラ)、トマト、ミルク。
晩:日本酒(四天王生しぼり)、お刺身(イカ)、イカのアラの焼いたん、枝豆、ごはん、みそ汁(大根、エノキ)、鯖の味噌煮、らっきょ、焙じ番茶。

2004.7.22


夏はお祭り

毎年のことだけれど、夏になるといつもどおり働いているのに、なぜかバカンスっぽい気持ちになる。それは夏になるとお祭りがいっぱいあるからだ、というのがわたしの持論である。
大阪の夏祭りは愛染さんからはじまって、あちこちの神社で繰り広げられる。うちの地域の氏神様は難波神社だけれど、よそのお祭りも好きで、元気なころはよく出かけたものだ。別に信仰心はないのだけれど、お祭りの雰囲気が好きなのである。
子どもの頃は姉に天神祭に連れて行ってもらった。姉たちのお下がりの絽の着物を着せてもらって、慣れない下駄を履いてちょろちょろ歩き、氷スイカをおごってもらってうれしかった。豊中に住んでいたので、出ていくだけでもたいへんだった。豊中の夏休みの記憶は盆踊りしかない。田舎だから秋祭りだったのかもしれない。
そんなもので、天神さんと御霊神社、難波神社の三社の夏祭りに毎年行っていたが、足を悪くしてから行けなくなってしまった。だから4年行ってなかった。わたし、もしかしてこの4年間どことなく暗かったかもしれない(笑)。今年はかなり回復してきたので、行ったるぜと決意していたが忙しくて、御霊さんは気がつく前に終わってしまった。
今日は難波神社のお祭りだった。以前よりも子ども連れが多いように見えたのは、マンションがたくさん増えたせいだろうか。昔よりも出店も多く、和太鼓の奉納があり賑やかだった。ミゾレとビールとお好み焼きというお祭りらしいものを食べて帰った。それだけのことなんだけど、今年はお祭りに行けたというだけでなんとなくうれしい。天神祭にも行くつもり。

2004.7.21


マレーク・ベロニカの絵本

暑い暑い。関東地方の観測史上最高(東京39.5度、千葉40度)には及ばず、大阪は35度ちょっとではあるが、今年一番の暑さのように思える。食欲は充分以上にあるが、アタマの働きがにぶくなるのが困りもの。今朝は月曜日のつもりで、プールに行けるときは行っとこうと出かけたら、定休日の火曜だとプールの少し手前で気がついた。ほんとにまあドジな話。
こんな夜はミステリーを読み出してもはかどらない。冷たい水とタオルを手元に置いて絵本をひろげた。日曜日にチャルカで買ったマレーク・ベロニカの絵本、英語ならともかくハンガリー語である(こういうときは英語なら読めそうに書いておく)。タイトルすらなにがなにやらである。アルファベットの上にテンがついているのが3文字もある。多分、主人公の少女の名前と子ネコのことだろうと思う。
物語を絵でたどると、少女とクマが野原にイチゴを摘みに行って泣いている子ネコに会う。家に帰って、少女とクマはイチゴミルク、子ネコはミルクでお腹を満たす。それからお風呂に入って遊ぶ。そのあとは本を読んだりしゃべったり。クマは早くからベッドへ。少女がベッドに入ると、クマの泣き声が聞こえて、子ネコのことを心配しているみたい。少女は探しまわって、居間で伏せた本を屋根にして隠れている子ネコを発見。さあ、どうしましょう。少女は子ネコをベッドルームに連れて行き、自分の赤いスリッパに乗せて寝かす。みんなおとなしくお休み。おしまい。

2004.7.20


夏の連休

今日は「海の日」だそうで、土・日に続き3連休となった。うちは仕事さえあれば盆も正月もないから、3日ともに仕事体勢だけど、でもなんとなくんのんびりした。土曜日は近くの店で晩ご飯を食べたし、昨日は堀江を散歩してチャルカでおいしいケーキを食べて、マレーク・ベロニカの女の子とクマとネコが出てくる絵本や雑貨を買った。絵本はハンガリー語だから題名もわからないけど、内容は絵で大体理解できる。
今日はまた堀江に行って、ガレージフラワーでこの間から食べたいと思っていたシュークリームを食べてごきげん。ここのコーヒーは格別うまい。シュークリームは複雑なかたちでクリームも2種類はいっており、もう〜まんぞく、まんぞく。店に置いてあるカルカヤマコトのCDをもう一枚買った。
遠くへ出かけなくても帽子をかぶって草のバッグを持てば、リゾート気分というハッピーな2人なのであります(笑)。
夕食後も仕事ありボランティア仕事ありで、パソコンの前から離れられないが、仕事がある上に、人さまのお役にも立てて幸せなことである。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ、ハムエッグ、黒ごまペースト、紅茶、コーヒー。
おやつ:シュークリーム、コーヒー、アンズ。
晩:ビール、日本酒、きずし(鯖)、冷や奴、ごはん、船場汁(きずしのあまりを汁にした、昆布だしに大根とネギ)、揚げとシメジの炊いたん、漬け物(キュウリ)、焙じ番茶。

2004.7.19


矢川澄子ぶん 宇野亜喜良え「おみまい」

先月ベルリンブックスで見つけた、とても素敵な絵本を紹介します。このページのトップの写真が表紙と裏表紙です。簡潔な矢川澄子の文と華麗な宇野亜喜良の絵の絵本ですが、きっと綿密な打ち合わせによってできあがったものなのでしょう。
少女はおばさんのお見舞いに行くとき、持って行くものがないので、誰も見ていないのをいいことに、垣根に咲いていた赤い薔薇を1本失敬しました。それを猫が見ていたのです。猫に黙っていてと頼むのだけれど返事がないので、「おまえもおみまいにしてしまうよ」と猫を抱えていきます。おばさんはしゃれた部屋に住んでいて、とてもモダンな人で、きっと矢川さんがもう少し長生きされていたら、こんな感じになられたのではないかと思うのです。少女と猫とおばさんは、いろいろなことをして遊びます。すごく楽しい絵です。
少女のスカートの柄になっているペンギンさんが、シーンによって表情や仕草が変わります。猫がおうちに帰って眠っていると、ペンギンさんはスカートの絵から抜け出してやってきました。それから2人は夜の街をお散歩に出ました。裏表紙の絵をごらんください。(ビリケン出版 1600円+税)

2004.7.18


久しぶりの徹夜

もともと夜型人間なのだが、通勤しているころはそれなりに早起きしていた。家で仕事するようになってから本性が出て、寝坊が普通になってしまった。でも気持ちだけは早寝早起きしたいと思っているんだけど・・・。
昨夜はこのページを眠いのをだましだまし書いたのだけれど、アップするだんになって間違ってへんなことをしてしまった。えらいこっちゃと眠い気分は消え去って、気がついたら4時を過ぎており、片付けていたら夜がしらじらと明けてきた。最近は遊んでも徹夜はできなくなっているのに、なんたるこっちゃ。
今日はお昼ごろ起きたけれど体がしんどい。仕事の届け物があり、暑い盛りに堺筋本町まで行った。帰りに紀伊国屋で本を買い、スターバックスで買った本を読みながらコーヒーを飲んだ。しゃれたパン屋のポールに寄って、明日の朝のフランス風田舎パンとおやつのショコラパンを買って帰った。
おやつを食べたら、もう晩ご飯の支度は無理ということになり、前から気になっていた立売堀(いたちぼり)の和食と窯焼きピザの店に行ってみた。大阪の原酒「浪花正宗」がおいしくて、肴もうまく、最後の熱い蕎麦もうまかった。今度はワインとピザを食べてみよう。「冬のソナタ」を見て、大相撲を見たから今夜はもう寝る。

2004.7.17


ライタってなにかわかった

朝日新聞の日曜日に連載されている「やさい塾」というページが気に入っている。沖縄、インド、日本の精進料理なんかが週代わりに載っているので、簡単にできそうな料理を月に一度くらい切り取ってファイルしている。
今週はインド家庭料理研究家ミラ・メータさんの番で「トウモロコシのライタ」だった。この記事を読んで、インドでは夏バテという言葉を聞かないこと、それは3食しっかりと火の通ったものを食べて、おなかの消化力を保っているからということがわかった。「暑いときは熱いものを」といつもの私の口癖が証明された(笑)。
実はわたしは「ライタ」という意味がわからずに、「堀井和子のきままな朝食の本」から学んだ「きゅうりとミントのライタ」を食べていた。朝のスープの代わりにしていたけど、そのときは、熱いものといっしょに食べていた。それが正解だったのだ。
さて、「トウモロコシのライタ」はトウモロコシの実をこそげて、固めに茹でる。それを冷やしたのと、唐辛子を細かく刻んだものをヨーグルトで和えるだけ。味付けは塩で最後にコリアンダーをのせる。熱い料理を食べながら、ひんやりしたライタで口直しね。
それで思い出したんだけど、ネパール料理の店でカレーセットを注文すると、アルミのお盆に、ナン、サラダ、カレーといっしょにヨーグルトの小皿があって、いつも先に食べるのか、いっしょに食べるのか、あとで食べるのか悩んだものだ。わかったのでさっそく食べにいかなくちゃ。
今日の献立
朝:ヒヨコ豆のカレー、トウモロコシのライタ、サラダ(レタス、トマト、キュウリ)、紅茶、コーヒー。
昼:サンドイッチ、ジャムパン、ミルク、紅茶、スモモ。
晩:ビール、さつま揚げ、サラダ(トマト、レタス、ニンジン)、ごはん、みそ汁(ワカメ)、サバ煮付け、唐辛子とジャコの炊いたん、納豆、漬け物(キュウリ)、焙じ番茶。

2004.7.16


エドマンド・クリスピン「大聖堂は大騒ぎ」

エドマンド・クリスピンは、子どものころ「消えた玩具屋」(1946)を読んで、おもしろかったという記憶が残っているだけの作家だったが、数年前に「愛は血を流して横たわる」(1948)を読んでから大好きになった。なかでも「白鳥の歌」(1947)がいちばん好きである。どの作品も女性がとても魅力的に書いてあるところがいい。
10年くらい前のある日、突然思い立って「世界探偵小説全集」を買い始めたのだが、クリスピンを知っただけでこの思いつきは成功だった。お金を払った甲斐があったというものだ。この全集を買うのは途中でやめてしまったが、まだ未読の在庫があるし、好きと思った作家のは買い足している。
いま読み終わった「大聖堂は大騒ぎ」は今年の5月に発行されたもので、オクスフォード大学在学中に書いた処女作「金蠅」(1944)に続く第2作である。ちょっと一人でおもしろがっているようなところがあり、傑作とは言いがたいけれど、どこか憎めない楽しい作品である。
作曲家のジェフリーは独身で、家政婦と猫数匹とのんきに暮らしていたが、彼らを留守番にしてジャーヴァス・フェンの待つ田舎に発つ。途中で捕虫網を買ってこいというフェンのために百貨店に立ち寄るが、暴漢に襲われ店員のフィールディングに助けられる。2人はいっしょに田舎に行くことになり、車中で襲われたりしながらもフェンのいるところまでたどりつく。
そこは大聖堂のある村で、ジェフリーはバトラー牧師の娘フランシスに一目惚れしてしまう。このフランシスは後々のクリスピンの作品に出てくる、才気煥発な女性たちの先駆けみたいな女性で、ジェフリーはさんざん振り回される。黒魔術や魔女などが出てくるけど、ユーモアがありおどろおどろしていなくて読みやすい。
バトラー牧師が四ツ葉のクローバーを摘み取って胸につけるという一節があり、最近わたしも四ツ葉のクローバーを4枚も手に入れたものだからうれしくなった。(国書刊行会 2400円+税)

2004.7.15


吉屋信子「毬子」と「三つの花」

「剣客商売」を読み出してから一度も行ってなかった図書館に日曜日久しぶりに行った。あまり時間がなく、外国の本と子どもの本をさっと見ただけだが、ゆまに書房の「吉屋信子少女小説選」があったので2冊借りて帰った。2冊とも30年くらい前に出た新書版で持っているはずなのだが、ハードカバーできれいな表紙なので、久しぶりに読むならこちらにしようと思った。
夜遅く用事が終わってから、BBSのチェックをして返信を書いて、kumikoページを書いてアップするとけっこうな時間になる。そして最後のメールチェックをするのだが、なにもないか、楽しいメールならいいのだが、楽しくないのもたまにある。反応が早いのが自慢(?)のわたしとしては、言うべきことは言ってしまおうと返信を書く。そしたら、アタマが冴えてしまって寝付きが悪い。
そういうときに読むのにいちばん適した本が、読み慣れたドロシー・L・セイヤーズやクレイグ・ライスのユーモアあふれるミステリー、情緒たっぷりの日本の少女小説と翻訳少女小説である。でもいまや読みすぎてマンネリ気味である。借りて来た吉屋信子の2冊は今週ちょうどよかった。
幸せな少女たちが、突然襲ってきた不幸にめげず困難に立ち向かい、最後には幸せになるというパターンなのだが、巧みな環境描写、細かい心理表現で、個々の物語が仕上がっている。この選集は昔のままの挿絵がついているのもよい。そして何度も読んだ本だから、どこでも開いて読めるからいい。今夜もお風呂から上がったら、梅酒のコップを片手に静かな時間を過ごそう。その前に、NHKテレビで大相撲番組を見なくちゃ。栃東が朝青龍に勝ったところをね。

2004.7.14


大阪は梅雨明け

この間の土曜日だったかな、突然雨が降り出して雷が鳴りだした。晩ご飯の前から鳴っていて、長いご飯の間も鳴り続けていた。郊外の友人からファックスと電話があって、さっきは短い時間だけど停電したと言う。2日続けて雷が鳴ったし、梅雨明けの雷だと思っていたが、今日ようやく梅雨明けしたと発表があった。さぁ、これから長い夏がはじまる(もう既にはじまっているけど)。
今日は仕事が一段落したので少しのんびりできた。お昼はタケウチのサンドイッチですませた。ついでにフランスパンを買って来たので、今夜はワインを飲もうということになった。相方が魚の料理とサラダをつくると、買い出しからやっているので、わたしはのんびりとマッサージに行って散歩した。晩ご飯はすごくうまかった。ワインをいつもよりたくさん飲んだので、酔っぱらって1時間ほど寝てしまった。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、野菜スープ(ヒヨコ豆入り、カレー味)、じゃがいもとベーコン炒め、黒ごまペースト、紅茶、コーヒー。
昼:サンドイッチ(レタス、ハム、チーズ)、ミルク、キュウイ。
晩:白ワイン、イサギのソテー(アラと野菜屑でとったソースをかけて)、野菜サラダ(レタス、ニンジン、プチトマト)、トマトのピクルス、フランスパン、紅茶。

2004.7.13


大阪のセミは世界一やかましい?

2・3日前から部屋にいても街路樹で鳴くクマゼミの声が聞こえる。まるで工作機械で切削作業をしているような声である。昨日買って来た「大阪人」に「世界一セミの喧しい街=大阪?」(大阪市自然史博物館学芸員 初宿成彦氏)という記事があった。東京の人から、大阪のセミは東京に比べてうるさい、大阪人が口やかましいのと同じと言われたと冒頭に書いてある。わたしも知り合いに言われたことがある。東京から大阪へ転勤した営業マンだが、大阪弁になじめなかった。彼が「大阪はセミまでうるさい」と言ったのを、毎年、夏になると笑い話にしている。
それは本当のことらしい。この記事には世界の大都市のセミ事情が書いてあって、「大阪はおそらく世界中の大都市の中で、セミが最もうるさい街ではないだろうか」と結んでいる。ふーん、そうなんだ。これから2カ月ばかりクマゼミの声と折り合って暮らしていかねばらなるまい。
先日の夜、カナブンが窓から入ってきた。蛍光灯のあたりをブンブンしてから、机の上に降りてきたので、水を綿棒に含ませてやったらちゅうちゅう(と聞こえていたわけではないが)吸っていた。相方が梅酒を含ませたティッシュを置いてやったら、ほんまにうれしそうだった。こちらはそのまま寝てしまったが、翌朝起きたらいなかった。カナブンの恩返しってないのかなと言っていたら、数日後またやってきた。なんか慣れた態度で、机の上の氷水を入れたコップの外側の水滴をなめている。今度は2時間くらいで出て行った。

2004.7.12


あの木の名前はカンポウフウ

3年近く前に下福島公園にある市営プールに通いだした。だだっと行ってプールだけで帰るのはつまらないと思ったが、時間がないので好きな街歩きはできない。少しの時間を公園と隣接する厚生年金病院の庭の散歩がせいいっぱいだった。それでも春になると、つばき、さくら、ハナミズキ、そして野田藤が咲くのを見た。その他、サンゴジュ、ネムノキ、ザクロ、はぎも見たし、ウォーキングコースの両脇に並ぶイチョウの1年を楽しむこともできた。
ところが、公園の中で大きい木で知らないのがある。それも見事な木が10本以上あるのだ。気になってしかたがない。大阪市の公園サイトを探してみたがわからない。公園の掃除をしている人に聞いてみたがわからない。思いついて「福島中年探検隊」サイト主催者のRYUさんに、メールでお尋ねしたけどわからないとのこと。たいていの木の名前はわかっているつもりなのに、いちばんたくさんある木の名前を知らないのが悔しい。
そのうちにプールが西区にできて下福島公園とはおさらばしてしまったが、魚の骨がのどにつかえたように、あの木が気になっていた。それが、ついに、今日その木の名前がわかった。カンポウフウというんだって。
今日はヨドバシカメラに行って買い物をして見物して、地下のグルメフロアで食べものを買って、西梅田へ出るべく大阪駅に出た。新しい本屋が駅の中にあるのを思い出して、さっき地下鉄通路の広告で見た「大阪人」8月号(特集:大阪自然ガイド)を買った。シャーロックホームズでギネスを前に広げてみたら、うつぼ公園の昆虫が600種以上なんて記事がある。めくっていくと街路樹のページがあって、木の写真が出ているのだが、その中にあの木があったのだ。中国原産で落葉樹だそうだ。わかってすっとした。

2004.7.11


イワシをおいしく食べる

丸元淑生さんの料理の本がこの十数年の我が家の食生活の基本になっている。丸元さんが推奨するビタクラフトの鍋は高価だったが、これだけ毎日使い倒していれば安いものだ。大小のフライパン、ご飯を炊くのに使う鍋と大鍋。この4つが毎日大活躍している。もう2・3個欲しいところだが、あとは普通のステンレスの鍋でガマンである。
今日は買えそうな魚がなかったら麻婆豆腐でもするかとスーパーに行ったら、新鮮なイワシがあった。大羽イワシが5匹で198円。これだこれだと喜んで買って帰り、丸元料理にする。
イワシに塩をして、大きなビタクラフトのフライパンに並べて弱火にかける。そのまま時間が経つとできあがり。その間にご飯を炊き、みそ汁をつくり、ごま和えをつくった。丸元さんの本は書いてあるとおりすると、そのとおりできあがる。写真と同じようにイワシが焼けた。アタマと骨を残して、内蔵もおいしく食べられるのがいい。
今日はビールの前に食前酒ということで、タンカレーのジンをレモンと氷で飲んだ。待ち望んでいた夕立があり、遠くで雷の音が続いている。
今日の献立
朝:ヨーグルト、野菜スープ、トマトとキュウリとタマネギのサラダ+ハム、紅茶、コーヒー。
昼:野菜たっぷりとベーコンのスパゲッティ。
晩:ジン、ビール、イワシの焼いたん、トマトサラダ、もやしのごま和え、ごはん、みそ汁(さつまいも)、冷や奴、納豆、梅干し、焙じ番茶。

2004.7.10


ジョルジュ・バタイユ「空の青み」を33年ぶりに

今朝の新聞の天声人語の下にある本の広告に、河出文庫のジョルジュ・バタイユ「空の青み」があった。伊東守男訳で「待望の文庫化」とある。わたしが読んだのも伊東訳だったと思い出し、本棚を探した。なんと1971年に二見書房から発行された「ジョルジュ・バタイユ著作集」の1冊である。買ってから何度か読んで、そのまま本棚に入れて33年経っているのだ。好きだから売りも捨てもしないで持っていたわけだが、内容はドロテアという主人公の女性が出てくるくらいしか覚えていない。そしてスペインと関係あったかなというくらい。
そのころは読書がすごくはかどった時代で、プルースト、セリーヌ、ジュネ、バタイユ、デュラスのほかフランスヌーボーロマンの作家の本をたくさん読んだ。飲みに行ってもジャズや映画や文学論など、青臭い話題で盛り上がっていた時代である。本を出したら思い出がうゎーっとわき上がって来た。土曜日の夜に我が家で飲み明かして、朝になってから雑魚寝したこと。「花と蛇」をわいわい言いながら読んだこと、などを思い出した。
たしかタイトルが「青空」となって違う出版社から出ている。それを知ったとき、わたしは「空の青み」と「青空」は違うわい、とほざいたものである。
読み出したらとてもおもしろいのだが、昔と違って集中して読む時間がない。何日かかかって読み続けることになるだろう。

2004.7.9


雨が恋しい

降らないなら降らないでいいのだが、明日の夕方から雨と言われると待つよね。この間からずっと明日の天気予報を見ると明日は「曇りから雨」である。朝起きると曇りどころかぎんぎんの晴れである。そして夕方まで強い日差しである。雨が恋しい。
それで思い出すのは、マルグリット・デュラスの「タルキニアの子馬」である。わざわざ暑い海辺でバカンスを過ごす人たちの物語。暑くて毎日雨を待ち望んで、明日は降るだろうと言って眠り、朝になると快晴である。うんざりしながら、あのお酒なんていったかな。そうそう、調べにいかなくても思い出した。ビターカンパーリだ。グループの全員が酒飲みで、ホテルでビターカンパーリを何杯でもおかわりしながらしゃべくるのである。そしてみんなでぞろぞろと海に行く。そこへ一人の男が加わり、主人公の女性に気がつく。彼女は夫と子どもと女中でバカンスに来ていた。
暑さの中で仕事しているわたしが、小説とはいえ、バカンスを楽しんでいる人たちの会話や行動を好意を持って読むのはお人好しかなとも思うのだが、とても素敵な恋愛小説なんです。
昨日は暑いときは熱い食べ物をとばかりに、豚汁をつくったら、おいしかったけどめちゃくちゃ暑かった。つくるのも焼きなすとともにたいへんだった。それで今日はみそ汁をさぼった。朝のスープもさぼった。こういう日もあってよいでしょう。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ミルク、セロリとジャガイモの蒸し煮、黒ごまジャム、紅茶、コーヒー。
昼:サンドイッチ(ハム、キュウリ、トマト)、紫芋パン、紅茶。
晩:ビール、イカの塩焼き、トマトのサラダ、ごはん、チリメンジャコ、冷や奴、キュウリの漬け物、納豆、焙じ番茶。

2004.7.8


カルカヤマコトは楽しい

先日のことだけど、堀江のガレージフラワーでビールを飲んでいたら、カウンターのクッキーの横にCDが置いてあった。これはどういうのと聞くと、大阪の子で高校生のときから歌っていて、この店でもライブをしたことがあるという。いいですよと言ってかけてくれたのだが、レゲエみないなやんちゃな声が楽しい。ええやんかと2枚あるうちの1枚を買って帰って毎日聴いている。
カルカヤマコトさんは、いま20歳、ジャマイカと大阪を拠点に活動しているそうだ。買ったCDは「Black and Browny」。部屋中に元気いっぱいの歌声が響きわたると、今年の夏はこれで乗り切るぞとなんだかこちらまで元気が出てくる。
英語と日本語がちゃんぽんになった歌詞なんだけど、歌詞カードを読むと「前進の精神で先制がスタイル」というのがあって、これが彼女のスタイルなんだ。
中に聴いたことのある歌が1曲あった。ジャズのスタンダードナンバーやんか、これ一時期よう聴いていたなぁと考えたら、「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」に入っている「 You'd be so nice to come home to 」なのであった。ヘレン・メリルよりもずっと図太く歌っていて、これも良し。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ベーコンと豌豆のスープ、オムレツ、紅茶、コーヒー。
昼:焼き飯、ブルーベリー、焙じ番茶。
晩:ビール、ホウボウの煮付け、冷や奴、焼き茄子、ごはん、豚汁、おから、梅干し、焙じ番茶、キュウイ。

2004.7.7


うしろもたれ(今日の高見盛)

さっきテレビのスポーツニュースを聞きながら仕事をしていたら、相撲になったので画面を見た。栃東が3連勝した。この調子でいけば大関復帰できそう。がんばれ大ちゃん! 高見盛が「うしろもたれ」という珍しい技で追風海に勝った。ほんとに後ろにもたれて勝ったんだからおかしい。昔、舞の海が「猫だまし」で勝ったことを思い出した。
今日も暑くてたいへんだった。今週は連日雨が降るような天気予報だったが、どうなっているんだろう。洗濯物はよく乾くが・・・そういえば、取り入れたばかりのTシャツを着たら、ものすごくコリアンダーの匂いがしたのでびっくりした。干してあるTシャツにコリアンダーがひっついていたみたい。狭いベランダに鉢が並んで、いまあるハーブは、バジル、コリアンダー、ミント、タイム、セイジ、チャイブ。こうやって名前を並べるていると、自然にサイモンとガーファンクルの「スカポローフェア」を口ずさんでしまう。「パセリ、セイジ、ローズマリー、エンド、タイム」って何度も繰り返しがあるやつ。
今日の献立
朝:バナナ、ヨーグルト、ミントとキュウリのライタ、じゃがいものブレーメン風、トマトサラダ、紅茶、コーヒー。
昼:ピザ風パン、レタスのサラダ、ミルク、紅茶、河内晩柑。
晩:ビール、キュウリとキャベツのサラダ、茄子とトマト入りキーマカレー、焙じ番茶。

2004.7.6


マーロン・ブランド

わたしがマーロン・ブランドの映画をはじめて見たのは「欲望という名の電車」(1951)だった。大好きなヴィヴィアン・リーを見たくて封切りで見たのだ。わたしは特別おませな文学少女だったが、ヴィヴィアン・リーのブランチ・デュポワ役はショックだった。ヴィヴィアン・リーと言えば「風とともに去りぬ」「哀愁」「美女ありき」と輝く美貌のひとだったからびっくりだった。ブランチを傷つける相手役のマーロン・ブランドはそのころのわたしには、ちょっと刺激がきつすぎた。でもあの顔や胸や腕をいまだに覚えているのだから、すごい俳優である。
異色の西部劇「片目のジャック」(1960)は彼が監督をした唯一の作品である。ものすごい才能を持っているのに、1作しか監督していないのがもったいない。
70年代になってから新世界の映画館で「波止場」(1954)を見た。波止場の労働者が手かぎを持っているシーンが続くと、周りにいた労務者風の人たちが「こんなん、映画で見んかて、いつでも見てるわい」と言ってどやどやと出て行ってしまった。新世界ならではの風景で、笑ってしまったことをよく覚えている。
後になってレーザーデスクを買ったくらい好きだったのが「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(1972)である。マリア・シュナイダーとのセックスシーンが話題になった。中年になってお腹が出ているのに魅力があった。
「ゴッドファーザー」(1972)と「地獄の黙示録」(1979)のどちらもすごみと余裕があって、脱帽する以外ない。「ゴッドファーザー」の彼が倒れるシーンは、ほんとの彼が倒れたような気がした。「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」(1991)は「地獄の黙示録」の監督コッポラの夫人エレノアが撮ったドキュメンタリーである。レーザーデスクで手に入れたときのうれしかったこと!
わたしはマーロン・ブランドの熱烈なファンだったことはないけれど、最初から最後まで彼の生涯を映画でたどれるほどに見てきたんだなぁ。

2004.7.5


お気に入りの歌い手、浜田真理子をテレビで見た

浜田真理子の歌を相方が堀江の貸本喫茶「ちょうちょぼっこ」で聴いて、すぐにベルリンブックスにCDを買いにいった。1枚目の「Mariko」を聴いてよかったので、今度はわたしがベルリンブックスへ行って2枚目の「Love song」を買った。
島根県松江市に住んでいる人というだけしかわからなかったので、若い人でこれから名前をあげていくのだろうと思っていたが、人生経験がにじむ大人の女の声を聴いて、松江で地道な活動を続けている人だと理解できた。
今夜の11時30分からの「情熱大陸」という番組に出た浜田真理子は39歳、会社勤めながら歌っている。若いときから松江のスナックで歌ったり、玉造温泉で歌って芸者さんと同じところに住んで、そこから大学に通ったこともあるという。年に6回ほどしかしないライブで、東京の会場はすぐに売り切れとなり、熱い視線が向けられていた。京都は広い会場で東京、埼玉、山梨などからきたという、さまざまな年齢の人たちがいた。
ピアノの弾き語りで自作の歌を歌う。女の情念がにじみ出るのに、べとついていない透明感がある。大レコード会社に誘われても東京に出て行かないで松江で歌っている。松江で歌っている歌を大阪で聴いていると、哀切なラブソングの奥にしたたかさがあるのを感じる。

2004.7.4


久しぶりに居酒屋で晩ごはん

今日も蒸し暑かった。夜サンテレビで7時半からジョージ・クルーニーの「素晴らしい日」があるので、それまでに買い物と晩ごはんを堀江ですまそうと出かけた。家で使うものと、いろいろとお世話になっている友人に、雑貨店ニートでちょこっと贈り物を買って、南堀江に昔からある安兵衛という居酒屋に行った。ビールと日本酒(呉春)を飲んで、ハモちり、どて焼き、焼き鳥なんかを食べ、焼うどんでしめた。うまかった。
軽いラブコメディが好きなので、「素晴らしい日」は封切りで見ているのだけれど、また見て楽しかった。ミシェル・ファイファーはあんまり色気のある役をするときは好きでないが、こう役をやってるときは好き。お腹いっぱい、ほろ酔い加減で見るのにちょうどよかった。
外出から映画が終わるまでの時間、パソコンから離れていたからよかったかな。少し残っていた仕事を片付けて、BBSを開いたら、個人ページにして楽しくと思っていたのに、なんじゃいな状態。せっかくいままでと変えたからには、わたしが楽しくなきゃね。
明日くらいから雨になって、これが長雨になるとか。2・3日前に梅雨明したような入道雲を見たが、明けてなかったらしい。天神祭くらいまで梅雨の年があったのを覚えている。今年はどうかしら。

2004.7.3


選挙アルバイト

郵便受けに選挙広報が入っていたので、エレベーターを待つ間に読んでいたら、選挙事務所で働いたときのことを思い出した。あの雰囲気は嫌いでなかった。
もう30年くらい前のことだけど、失業しているときに選挙アルバイトの口がかかった。当時の社会党で働いていた友人から、大阪府知事の選挙事務所のバイトをせえへんかと電話があったのだ。お金欲しさに二つ返事で引き受けて、梅田新道の選挙事務所に行った。たしか湯川さんが候補で、自由・社会・公明党の寄り合い選挙だから楽勝ムードだった。バイトも各党からの寄せ集めだったが、なぜか和気あいあいとしていた。高校生から30代までいろんな年齢の人の集まりで、社会党からの3人はなぜか同棲中で、着るものなど勝手気ままでおもしろかった。選挙が終わってからジャニス・ジョプリンのレコードを持って遊びにきたけど、いまごろどうしているかしら。だからといって変わり者3人組が差別されたわけでなく、どっちかというとおもしろがられていた。
一見まじめな高校生は、妊娠した友人の中絶費用カンパを集めていると言って集金ノートを見せてくれた。学校名を聞くと超一流公立高校だったので驚いたが、わたしはそのとき、生まれてはじめて自分が先端を行っている人より「遅れてるぅ」と感じたのだった(笑)。
その次は衆院議員選挙だった。社会党の候補で名前はなんて言ったかしら、そうそう西風功さん。地下鉄の花園町駅前に選挙事務所があり、所帯が小さかったのでやりづらかった。客がたくさん出入りするので、応接セットの灰皿を素早く洗ったりとよく働いたので、そこの上司のウケはよかったけど、どうも内部抗争でもあるのか、イケズをする上司もおりややこしかった。
選挙日が近づくと、電話かけをやらされた。2人で組んで相手が電話番号を押し、わたしが出て話す。その結果を、留守とかOKとかダメとか名簿につけていく。この電話は自分で言ってはなんだが、評判よかった。わたしが話していると事務所はしーんとしていたものだ。ほんまだって(笑)。
女優の望月優子さんが応援にやってきた。さすがに押しが強かった。江田三郎氏はコートをひるがえして走っていった。年取った功労者の人がこられたときは、手を引いて地下鉄にお連れした。3人とももうこの世にいない。ちなみに、湯川さんは当選、西風さんは落選でした。

2004.7.2


掲示板を再開しました

先月18日に突然「VFC BBS」を閉じましたが、このたび「kumiko BBS」として再開しました。このページ右上の「BBS」をクリックするといけます。さきほど看板をつけかえました。わたしらしいヤンチャな看板でしょ。踊っている人はアダム・クーパーのつもりです(アホか)。
看板はつけかえましたが、「VFC BBS」の書き込みはそのまま読めるようにしています。
VFCはどうなるのとお問い合わせがありましたが、VFCのほうは会報「Vic Fan Club News」をますます充実させていきます。楽しくてためになる会報を読みたいかたは会員になってください。入会資格はヴィクのファンであることだけです。具体的には、ヴィクシリーズを1冊以上読んでいる人です。そして、入会時に自己紹介とともに、ヴィクへの想いを書いていただいています。会員になりたいかたは、メールでお問い合わせください。年会費は5,000円です。右上「BBS」の上の「MAIL 」をクリックすると、わたし宛のメール用紙が開くのでご利用ください。ヴィクとはだれだ、ヴィク・ファン・クラブとはなんだ、と聞きたい人もメールをください。お返事します。
「kumiko BBS」はもう始まっています。ここまできたのなら、ぜひ帰りに一筆書いてちょうだい。

2004.7.1

 

写真:絵本「おみまい」矢川澄子ぶん 宇野亜喜良え

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