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Chissarossa の I LOVE CINEMA 28

「チャーリーとチョコレート工場」
〜ジョニーって子どものアイドルだったのか!?〜

 子どもの頃読んだ「チョコレート工場の秘密」が映画になって返って参りました!
 何だかそれだけでも嬉しいのに、主役がジョニー・ディップですって〜〜〜!?すっごお〜い嬉しい〜〜〜!この本、大人になった今頃読んでも、シニカルっちゅーか、ブラックな笑いっちゅーか、ちょっとひねくれた冗談がおもしろいんですわ。こういう笑いのあるのが好きなのかしら?ジョニーって・・・・くすっ。
 でも、子役の主人公チャーリー(フレディー・ハイモア)くんは、メチャメチャかわいいし、抜群の演技力で素晴らしかったです。ジョニーを相手に全く引けを取っていませんでしたもの。怖い人?=規範と既成概念の象徴?の、ジョニー演じるウィリー・ウォンカのお父さん=歯医者さんに、なんとクリストファー・リーのお出まし。お母さんは、ヘレナ・ボナム・カーターだし、お父さんは、ノア・テイラー。ジョーおじいちゃんなんか、ユニークの代表脇役デイビッド・ケリーだし、ジェームズ・フォックスも出てくるし、金ぴかの豪華キャストです。40年も児童文学のホープな物語に出演するともあれば、皆さんきっとそれなりに誇りに思えるんでしょうね。とってもイキイキ出演していらっしゃるように見受けられました。
 監督がティム・バートンですから、画面は常にカラフル!プリティー!ビューティフル!もちろん、ストーリーもミュージカル仕立てで、またこの歌、シニカルな歌詞にメロディーがとても雰囲気ばっちり合っていて面白いです。ウンパ・ルンパも踊ってくれるし〜〜〜楽しいです!「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」でも、その手腕は見事でしたが、バートン監督って子どもの頃の感覚を全く失っていらっしゃらない方なんでしょう、純粋だけど残酷な面も併せ持っている子どもの世界を、実にかわいらしく表現してはピカイチですね。

 チャーリーのお家は、とっても貧しい・・・ほんとに超貧しい。お父さんはついに失業、おじいちゃんやおばあちゃんがそれぞれ二人ずついて、ずーっとベッドの中。お母さんが作るご飯は、毎日キャベツスープ。でもチャーリーは家族が大好き。みんな暖かくて面白くて、何より愛が溢れてるからです。ある日、15年間門を閉ざしていた目の前のチョコレート工場へ5人の子ども達が招待されることに・・・・”ウォンカのチョコレート”・・・それは世界一おいしいチョコレート!チョコレートの包みの中に金のチケットが入っていたら、それが招待状。チャーリーは一年に一度だけ、お誕生日にだけそのチョコレートを買ってもらえるのです。パパとママはチャーリーのためにお誕生日を少し早めてくれます・・・・でもハズレ。悲しんで歩く道ばたで落ちてるお金が・・・それは天の啓示?そのお金でチャーリーはチョコを買います・・・なんと、まあ!金のチケットがチャーリーの手に。
 さてさて、他の4人の子ども達と一緒にチャーリーはウォンカのチョコレート工場へ。
 一人目、食い意地でパンパンにふくれあがったオーガスタス・グループ・・・あらまあ!パイプに吸い上げられちゃった〜二人目、大金持ちの癇癪わがまま娘ベルーカ・ソルト・・・おやおや!リスに叱られてダストシュートに放り込まれちゃった〜〜三人目、一等賞大好きの記録更新魔バイオレッド・ボーレガード・・・うわぉ!食べちゃ行けないチョコ食べてブンブンに膨れ上がっちゃった〜〜〜四人目、ゲームお宅の嫌みなガキ、マイク・ティービー・・・しおしお!小さく小さくなっちゃって〜〜〜〜。最後に残ったチャーリーが特別賞を受賞・・・でもそれって、このチョコレート工場を継ぐこと!え!?継ぐ???ほんと??でも。ウォンカさんの条件は、家族と離れることでした。果たして、チャーリーの選択は・・・・・
 素敵で、ハートウォーミングなお話ですよね。ぐぐっと来てほんわかして見てくださいね。
 殺伐とした世の中でこそ、こんなお話を子どもも大人も見て幸せに期待したいですよね。

 (密かに内緒だけどね・・・・ジョニーのウォンカさんは、何だかTMレボリューションの西川君にそっくりでした・・・・こっそり報告 ☆チ☆)

2005年10月

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