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Chissarossa の I LOVE CINEMA 25

純愛映画の対決! フランス「ロング・エンゲージメント」VSアメリカ「エターナル・サンシャイン」

 むむむ・・・!どちらに軍配を上げるか・・・!?なんて事は、とんでもなく難しい〜

 どちらも、とてもとても純粋な恋愛の物語。だけど、純粋な物語にありがちな、現実には程遠い夢物語ではなく、恋をした事のある人ならば、誰にでもちょっぴり覚えがあるという出来事がちりばめられていて、恋する人たちには、返ってとても示唆的かもしれないです。

 ああ、恋する力は魔法のよう!何だってできるんだわ〜

 世の中はなんだかとてもすさんだ事件が多くなってきていて、とても不安な気配がしている今日この頃だけど、かたや、こんな純な映画が評判になるって事は、なんだかとっても素敵!みんな希望を捨てちゃいないわ・・・愛がすべてを救うのね〜って思えちゃいます。

 「ロング・エンゲージメント」

 第一次世界大戦がおわって3年後のフランス。マチルダ(オードレイ・トトゥ)は、戦場にいった恋人のマネク(ギャスパー・ウリエル)の帰りを待ち続けている。周囲の人間は誰一人としてマネクが生きているとは思っていないのに・・・。

 ある日、マネクと一緒に戦場にいたというエスペランザ伍長から手紙が届く。彼にあって、マネクの生死を尋ねてもせいぜい「死んだようだ」とばかりで、彼の死体をはっきり見たわけでなく、マチルダは、どうしてもマネクが死んだとは思えないのだった。そして、マチルダは、亡くなった両親の遺産をつぎ込んで、マネクの生死の真実を探し出すべく調査を始める。

 調査は困難を極めるが、マチルダの“生きている”という思いは決して揺るがない。

「5分以内に犬が入ってきたら、マネクは生きている・・・」、「車が来るより先に、私が角にたどり着いたら、マネクは生きて帰る・・・」なんて、おまじないというか、願掛けというか、縁起を担ぐといういか、花びらをちぎって、愛してる、愛してない・・・と占いをするような類のことで、馬鹿馬鹿しいと言えばそれまで。だが、やがてマチルダの“生きている”と信じる意志の強さが、真実を見つけ出していく。そして、その真実とは!

 ゲストは非常に豪華で、ジョディ・フォスターまで出てきて感激物です。

 純な恋愛ストーリーというだけでなく、事実を探っていくという過程は、推理小説のようでドキドキものだし、現れてくる事実は、それぞれに別のストーリーが用意されていて、またそれらが、マネクの生死の事実と重絡まって、胸キュンです。

 真実というのは、人の思いの強さによるんじゃないかとさえ思えてきます。例え、科学の証明だって、科学者がどの方向に真実を求めるのか・・という、思いの強さで結果が左右されてる感じがしてくるのです。どうせ人を愛するならば、ここまで信念を持って愛したいと思えるのです。

  「エターナル・サンシャイン」

 ヴァレンタインの前日。ジョエル(ジム・キャリー)は突然「クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)は、ジョエルの記憶をすべて消去しました。」という手紙を受け取った。一体なんだ!?突然のあまりなショックに、ジョエルもクレメンタインの記憶を消去しようと、寝ている間に記憶を消してくれるという会社ラクーナを訪ねる。

 早速、記憶除去の施術を始めると・・・クレメンタインとの過去が末期から逆回転で始まっていく。始めは喧嘩ばかり、だけれど、記憶を遡るにつれ、幸せな記憶がどんどん出てくる。そして、その幸せな感覚を思い出すと共に、記憶を消去したくないと眠っているジョエルは思い始めた。

 どうしたら、この施術を止められる!?眠りながら幸せな記憶のクレメンタインと共に、ジョエルは施術をやめさせようと戦い始めるが・・・

 ラクーナ社の技師たちに、イライジャ・ウッド<ロード・オブ・ザ・リング>、キルスティン・ダンスト<スパイダーマン>なんかが扮しているのですが、まったく違ったイメージで演じているので、とても面白いです。記憶を消すなんて話だから、一瞬、SFもどきのお話かと勘違いするのですが、いやいや、世の中本当にどこかでこんなことやってるのかもしれない・・なんて納得してしまったりしますねえ。

 恋してる恋人たちには、ちょっと耳の痛いことであったりしますが、人が人を愛するのは、簡単、安直ではないのだと、端々に名台詞が散りばめられています。関係を作り上げていったり、大切にするには努力が必要。そして、掛け違ったボタンは、自分の人生はこの人のためにあったんだと思える大切な思いがあれば、かけなおせるんだ・・・とも、ガンガンいっているようです。

いや〜〜〜、愛とは思いの強さなんですねえ〜〜〜。
ほんと、こんなの見たら、キラキラに人を愛した〜〜いっ!って思っちゃいますよ。
うふっ!みなさ〜〜〜ん、素直に、元気に純愛ものを楽しみましょうね!!

2005年4月

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