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Chissarossa の I LOVE CINEMA 8

〜ナイス!「CHICAGO」〜

 久々にミュージカル映画が脚光を浴びました。なんちゃらかんちゃらあったけど、ミュージカル映画がアカデミー賞なんて・・・超久しぶり!・・・じゃないの〜〜〜うーん・・・思い起こせば、「オール・ザット・ジャズ」(1979年作)以来ではないの。そうなんだわ、この「オール・ザット・ジャズ」もボブ・フォッシーの原作なんだよね。『オール・ザット・ジャズ』つまり、「何でもあり」ってこと。「CHICAGO」にも、「オール・ザット・ジャズ」にも頻繁に出てくる言葉、たぶん、ボブ・フォッシーの愛用の言葉、口癖だったんでしょうね。それは自伝的映画って言われてる「オール・ザット・ジャズ」を見ていてそう思います。〜〜〜バーイバイ・ライフ、ハロー・ロンリネス〜〜〜って「オール・ザット・ジャズ」の中で、事あるごとにボブ・フォッシー役、のロイ・シャイダーが歌うの、明るいメロディーだけど焦燥感っていうか、破滅的って言うか・・・を感じちゃうのよね.。
 「CHICAGO」は元気でパワフルだけど、先の見えない人生観とか廃頽感はやっぱり同じ。今が大事なの!って言うのと同時に、先のことなんかどうでもいいや〜って。投げやりな感じがするんだけど、これがまたアブナくて、挑発的で色気があるんだわ。本物の色気って、このアブナさなのよね。ダンスも超エロティック、そのポーズはアヤシイ(妖しい)事この上なし。ソソラレマス、ウ〜〜〜ン、セクシー。歌はいつでもコケティッシュなのと、ど迫力と実に効果的、これがボブ・フォッシー。あらら、「オール・ザット・ジャズ」の前のアカデミーは「キャバレー」じゃないの!すごい〜〜〜!!これもボブ・フォッシー!!!さすが天才の名を欲しいままにするだけありますねえ・・・。とまあ、珍しいから思わずミュージカル映画のご紹介までしちゃいましたが、さて本題。
 「CHICAGO」・・・土台ミュージカルなので、大して物語はないようですが、映画版「CHICAGO」の造りは凝ってます。1920年代のシカゴは(本当にそうだったのかはチョット疑問な気もするけど)ジャズに犯罪、マフィアの闊歩する街。妹と夫を殺したその足でヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)はセクシーに歌とダンスを繰り広げる。それに憧れ、陶酔するしがないダンサー志願のロキシー(レニー・ゼルウィガー)がステージを見つめる。そうして、ロキシーも浮気相手に裏切られたことを知り逆上、殺してしまう。送られた先はシカゴはクック郡の女子刑務所(VFCのみなさん!これだけでこの映画の価値がございますでしょう!?)でヴェルマと一緒になる。ヴェルマは女看守のママを買収し、辣腕弁護士フリン(リチャード・ギア)を雇うことに成功する。ショービジネスのように裁判をこなすビリー・フリンにかかると、例え凶悪犯でも無罪となるのである。やがて、そのことを悟ったロキシーは、悲劇のヒロイン作戦で、ただのお人よしの夫エイモスを使ってビリーを雇うことに成功する。ロキシーは法廷を舞台にして見事なデビューを果たす・・シカゴ史上、最もキュートな殺人犯として。しかし、直にロキシーもヴェルマと同じ憂き目に・・・社交界の花形令嬢キティ(ルーシー・リュー)にとって変わられる。そこでロキシーは偽の妊娠騒ぎを起こし巻き返す、それをまたヴェルマが自分の無罪と引き換えに証言台でロキシーに不利な証言をする・・・とまあ、スリリングに二転三転、お話は転がる転がる〜さて、最後に笑うのは誰?
 キャサリンの上手いこと上手いこと〜惚れ惚れ〜歌もウマけりゃ、ダンスもさすがの舞台出身、ど迫力に上手い。何しろ悪女イメージバリバリの上、色気ったら薔薇の大輪だもんね、納得ずくめ。ハイ、これが出来るのは貴女しかいません。レニーは素人だけど、猛練習したのね、なんとかプログラムの構成を考えたおして卒なくやっておりました。キュートさを前面に押し出してるけど、これは本当にレニーがキュートだから。あの、チョット目を細める癖、そう思いません?圧巻はその実、リチャード・ギアでした!声はたいして魅力的でないと思うんだけど、タップがすんごいの、素人とは思えません。音無しで一人きりでやるんだけど、それが法廷とカットバックしてカッコいいですよ。是非御覧あれ!

2003年10月

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