9. 八ヵ月目
11月4日[土](U)
友だちがあそんでいるところへいって、同じようにあそんでいます。友だちのグループの中へ入って一緒にあそぶようになりました。でも、まだまだ、友だちにはたらきかけるよりも「センセー、ハイおべんとう」というように、保母にはたらきかけることの方が多い。できるだけ、友だちの方へ「こういってごらん」と教えて、いかせるようにしています。
11月6日[月](母)
日曜日に図書館へいくと、星組のお友達に会いました。お風呂ではたんぽぽのお友達にまた、会いました。でも、涼はあらっという顔になるだけで、いつもお友達の方がニコニコして「涼ちゃん」といいます。
(フリー保母)
散歩の時にオフロで友達に会ったこと、その友達の方から話し始めました。コーヒー牛乳を飲んでいたとも話していたのですが、すると涼ちゃん「お母さんは椅子に座っていたの」と言っていました。
食事やお集りの時、今日は2回「うんち」と言って席を立ちました。結局トイレへ行っても便は出なかったのですが「食べたくなかったからかな?」というと「ウン」と答え、本当のところはわかりませんでした。
11月7日[火](父)
涼はパパが帰宅する前に、銭湯に行ってきていました。寝る時にパパに向かって「パパ、おふろ行っていいよ」と言います。パパは今夜は面倒で行く気にならず「今日はいかないよ」と返事しました。すると、涼「かゆいの?」
これ、なんのことかと言いますと、この間、何日かパパはじんましんに悩まされていたのです。この時はお風呂に入りたくなくて、涼に「お風呂に行こう」と誘われると「かゆいから行きたくない」と行きしぶっていたのです。で、涼は、今日、パパがおふろに行かない理由を「かゆいから」と聞いたというわけです。
11月24日[金](父)
23日の休日、お母さんは、向台の父母会にでかけました。涼はパパと圭と三人で、又、新宿へ。伊勢丹へ行き、大混雑のおもちゃ売り場で、あちこち見て歩きました。屋上へ行って、乗り物にも乗りました。帰りに中二階の踊り場に全部お菓子でできた家があり、これにひきつけられて動けなくなってしまいました。かなり長時間ながめてから帰ってきました。長時間でしたが、ダブダブの靴にもかかわらずよく歩きました。
(U)
りょうちゃんのノートはお母さんが書き、お父さんが書き、いつも楽しく読ませてもらっています。ノートを通じて、りょうちゃんをとりまく人達(主としてはお父さん、お母さん)の人間性などうかがわれ、忙しい中でも子ども中心にすえて生活している様子がわかります。
11月28日[火](母)
「アシタ何するの?」ときいていました。「かいものごっこよ。今日は何つくったの?」「おかね。Tせんせいと。ピンクときいろで」などといっていました。楽しみにしているようです。
・・・
芋ほり、レストランごっこ、焼芋大会に参加し、新しい経験をしていった月でした。「あした、何するの?」「あした、やきいもかいかい(大会)」のように、時制に関することばを使っています。時間は眼に見えないのでとらえどころがありません。次々に楽しみなことがある生活だからこそ、時間の流れが感じられたのでしょう。変わらない生活ではなかなか「明日」を意識することができません。
パパがおふろにいかないと言ったら、「かゆいの?」と尋ねていました。物事を過去の経験に照らして考える、考える道具としてのことばに手が届いてきました。涼の語彙はこの時期、そう多くはなかったのですが、限られた語彙の中で、推測する力がでてきました。
「おかね。T先生と。ピンクと黄色で」のように、助詞を使うようになっています。
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