こども診療所だより 復刊第7号2001年8月10日発行


麻疹編

梅村 浄

 すみません。大事な麻疹ワクチンのことをお話するのを忘れていました。
 今年は麻疹に罹ったというこどもが、何人か来ました。麻疹ははじめ、熱とともに鼻水、咳、眼脂がでて風邪かなと思っているうちに、いったん熱はさがります。再び熱が上がると、同時に発疹が顔、身体に出てきます。熱はその後、五日前後続き、咳や鼻水も強くでてきます。熱が下がって次第に発疹がひいてくると、黒い痕がのこります。
 こんな風に麻疹はそれだけでも重症の病気ですが、肺炎、中耳炎、脳炎をひきおこすことがあり、恐い病気です。また、めったにないことですが、麻疹のウィルスが身体の中にひそみ、十年以上経ってから様々な神経症状をあらわしてくる場合もあります。
 前回、三ヶ月の赤ちゃんとお母さんが麻疹に罹ったという話をしましたが、この赤ちゃんのお姉ちゃんは二才で、麻疹に罹りませんでした。一才過ぎに麻疹のワクチンを接種していたからです。麻疹のワクチンは、一才を過ぎたら、ぜひ接種するようにお勧めします。


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