どうしてオススメするの?
ポリオ
こども診療所の予防接種オススメメニューでは、ポリオはオススメ◎になっていました。しかし…。
この春、ポリオの予防接種で3件の事故が起りました。調査の結果、脳炎で亡くなった三才の子はポリオとは無関係でしたが、一才の男の子の右足麻痺と、三十七才の男性はポリオのワクチンを受けたこどもから感染した麻痺で、どちらもポリオワクチンの副作用によるものとわかりました。
5月16日には厚生省はポリオの予防接種を見合わせるように指示しましたが、その後6月7日に開かれた公衆衛生審議会感染症部会でポリオワクチンは安全であることが確認され、この秋から、ポリオ接種は再開される予定です。
日本を含む西大平洋地域では、ここ三年間の野生ウィルスによるポリオの発生はありません。しかし、日本国内ではポリオの生ワクチン接種で1977年から1994年には麻痺性の副作用が12人、1980年から1993年には接触者の感染が9人報告されています。
野生のポリオに罹ることはないのに、生ワクチン接種の副作用で麻痺になるようでは、困ります。先日、アメリカから帰国したお子さんがポリオの不活化ワクチンを1回だけしているのだが、さらに生ワクチンを受けるべきかどうか聞いてこられました。アメリカ、カナダ、フランス等ではすでに、副作用の多い生ワクチンを中止して、不活化ワクチンを2回接種するようにしています。
厚生省では今後のポリオワクチンの接種方法について検討することになったようです。不活化ワクチンへの切り替えについて、早く結論をだしてもらいたいものです。
では、どうしたらいいのでしょう。
(1) 国内にいる限りは罹らないので、受けないで不活化ワクチンへの切り替えを待つこともできます。ただ、接種したこどもからの二次感染はあり得ます。
(2) うちのこは大丈夫と信じて、現行の生ワクチンを受けさせることもできます。
よく、考えて選択して下さい。
|