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推薦図書 4

未来を生きる子どもたちに
「死」を正しく伝えたい
死ぬってどういうこと?─子どもに死を語るとき─
アール・A・グロルマン著 重兼裕子訳 春秋社刊(現在、出版社にも在庫がないので図書館などで探してほしい。要望が多ければ再版の可能性も。)
販売されていないにも関わらず、敢えてここで取り上げたのは、今、同時多発テロや戦争など、死がいよいよ身近に感じられる時代、映像を通して毎日、目の前で様々な死を見せつけられている中、子どもたちはどのように死を理解しているのだろうか。人間として生きていく上で、「死」は避けて通れない重要なテーマである。そしてその理解が人格形成の上でも大きな位置を占めていることも確かである。ゲーム感覚で「死」を軽視する風潮さえ子どもたちの犯罪には感じられる。今こそ正しく「死」について子どもと考え、語ることが、親のそして大人の責任ではないだろうか。アメリカの神学博士グロルマンは、その難しい問題を易しく解決してくれる。「死」に向かい合った時、まず、親はどうしなければいけないか。ここでは、それぞれの状況や子どもの年齢などに応じて「死と病気の違い」「悲しみ」「罪悪感」「死を認めない子」「未就学児の場合」「10歳以上の子どもの場合」など具体的に書かれている。またその話し方についても「やさしく愛情をこめて」「あたたかみのある包みこむような声で」「いつもより家の中が静かなとき」「たっぷり時間をかけて」「理解力に合わせて少しづつ」とかなり丁寧に指示している。そして子どもと一緒に読むページでは、字も大きくイラスト入りで、家族の名前を入れ替えて読むようになっている。
悲しみに沈んでいる時、理由もなく落ち込んでいる時、人は何もしたくないという感情に浸ってしまうかもしれないが、そんな時にこそ騙されたと思ってページを捲ってほしい。そこから何かヒントが見つかるかもしれない。
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