KAZE

推薦図書 2

「老い」と「死」を明るく肯定し、
生きる勇気を与えてくれるエッセイ

ユーモアは老いと死の妙薬(死生学のすすめ)

アルフォンス・デーケン著 講談社刊

写真=ユーモアは老いと死の妙 先に紹介したガイドにも載っているのだが、上智大学教授で死生学者として有名で「生と死を考える会」を創るなど、日本において死生学を根づけるべく活動しているデーケン氏は、数々の「生と死」に関する本を著しているが、その中でもこの本は少し異質であり、氏のエッセイという形で、いろいろな出版物に掲載されたものを手直しし、まとめられたものだが、易しく読みやすい文章で、「クオリティ・オブ・ライフ」(良く生きること)、「老いと死」についての氏のポジティブな考えが述べられていて、老後の不安や死の恐怖が取り除かれる思いがする。自らも癌の治療中であり、多くの人の生と死に関わってきた彼の生き方に学ぶところが大だ。内容も「ユーモアと笑いの効用」から「老い」「音楽」「彼の生い立ち」「死について」「生きがい」などどれも興味深い。

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